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003⚫️ちょっと落ち着くための紅茶
「んで、こんどはどんな性能にするんだ?」
「うん、‘ユキカゼ’には、花火の発射孔をつけたいんだ!」
「花火?海中からか?」
「そう!実体弾じゃなくて、プラズマ・イオンで。海中でも空中でも、パァ~っと開く、ファイアワーク。いいんじゃな~い!」
「それは見てみたいな。でも、危なくないのか?」
「出力は調節できる!火薬は使わない。高電圧放電で光を咲かせるだけ。基本、電力があれば何発でも打てる!」
「何発もって、ヒロ・・・今回のエネルギー源もバッテリーだろ? もたんだろう?」
「そこ! そこなんだよ! 今度は‘マイルド縮退炉’!」
「ああ、あの‘縮退炉モドキ’か。いわゆる‘なんちゃって縮退炉’。」
「そう! 本式よりは持たないけど、扱いは簡単、安全!理論上は連続フルパワー出力でもかなり超長期間動ける!いける!いけるよ!これはいいんじゃな~い!」
「ヒロ、まっ、紅茶を飲め。・・・今、すごく‘ゾーン’に入ってるぞ。」
ヤマトが入れた紅茶の香りが落ち着きを連れてくる。
ナガト級二番艦‘ユキカゼ’。
その設計図の脱稿は、まもなくである。




