037⚫️迎えにいく潜水艦 & 038⚫️もう潜水艦じゃあない
037⚫️迎えにいく潜水艦
「敵艦、停止!あっ、五隻だけ接近中!いやにゆっくりだなあ。旧式なのかなあ?」
「魚雷群確認!バラバラに撃ってきますが、何本かは本艦に直撃コース!」
「五隻とはいえ、侮れません!」
マチルダは目を見開いた。
「よ〜し!やるか!バーバラに伝えろ!迎えにいくとな!」
038⚫️もう潜水艦じゃあない
「じゃあ、ヒロ、もうなんでもありなら、このアイデアはどうだ?」
「あ〜、先にいわれちゃったあ!ボクも考えてたんだよ。気が合うね!」
「でも、本当にいいのか?もう、潜水艦とは言えんかもしれないぞ。」
「いいんじゃな〜い!’ナガト’だって、ロボットに変形するんだから、潜水艦の範疇は、とっくに超えてるよ!」
「予算、だいじょうぶか?」
「平気、平気!ボクのノーバル賞合計12回分の賞金、大学に預けてたのを、このプロジェクトを含めて、ぜ〜んぶ銀河連邦の慈善団体に寄付するから。」
「そんなこと、一存で決めていいのか?」
「もう、通した!学長のボクの案件だもん!みんなハイタッチして、小躍りしてたよ!あの情報部長みたいに!」
「ヒロ、最高!おまえ、いいやつだなあ!」
「惚れ直したでしょ?」
「いんやあ、元からベタ惚れ!」
ふたりは知らない。イチカが聞いていることを。
しかも、母のヒロと同様、完全記憶を持っていることを。
いや、ふたりだけでなく
この世界線で知るものは、まだ、誰もいないのだあ!




