表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/134

第28話:ダンピール

会話だけの場面が多くなってます。

彼の名はダン

父が吸血鬼、母が人間のハーフだ。

彼は、背が高く、顔はイケメンだ。性格はとても優しく、相手への気配りができる好青年。


ルナはダンにこの魔界について聞いてみることにした。


ルナ・「さっきの行列は何?」


ダン・「あれは一年に一回、この魔界の首都の魔城から幹部の方がこの国のいろんな街に視察に来るんだ。

あの方はサキュバス様と言って幹部なんだ。」


ルナ・「そしたら、この国の一番偉い人がサタン?」


ダン・「なっ、何を呼び捨てで…サタン様だよ。でも、ルナはなんでこんな基本知識を知らないの?」


ルナ・「そっ、それはこの前頭打って記憶がちょっとなくなったんだよね〜(汗)」ルナは焦ったがそう答えた。


ダン・「そうなんだ。大変だね。困ったことがあったらいつでもなんでも聞いて」


ルナ・「そういえば、ダンは何をしてるの?」


ダン・「俺はこの街より少し離れたところの農村に住んでる。親は二人とも死んでいるから一人暮らしだ。」ダンは寂しそうな顔をした。


ルナ・「ごめん。変なこと聞いて…」ルナは申し訳なさそうに謝る。「でも、そしたらなんでここに?」とルナは聞いた。


ダン・「大丈夫だよ。俺は首都で開かれる闘技大会に出るために首都に向かっている途中なんだ。」


ルナ・「闘技大会?」


ダン・「その闘技大会に出て優勝すると魔王軍の幹部になれるんだ。魔王軍の幹部になることが子供の時からの夢だった。」


ルナ・「そうだったんだ。他のことも聞いていい?」


ダン・「いいけど。」


ルナ・「空間の歪みについて何か知ってる?」


ダン・「もしかして、【異世界への扉】の事?」


ルナ・「たぶん、そのことだと思う。」


ダン・「それはね、少し前から出始めた現象らしいんだけど、そこに派遣される調査員によって、その向こうに異世界があることがわかって、その向こうには人間という知的生命体だけど力は全くない生命体がたくさんいるらしくて、サタン様はそこを占領する計画を立てているらしいよ。」



ルナはその他にも幾つかのことを聞いてダンと別れた。ルナは最後にダンから「同じ吸血鬼としてルナがピンチになった時はこの石に念じて」と言われて、青色に輝く石を貰った。だが、使うことはないだろう。使えばルナが向こうの人だということがわかってしまうから。

そして、ルナは気づきもしなかった。のちにダンがルナの最大の敵になるということを…


ルナはその後、しばらく人さらいのボスを探したが見つからなかった。



次回はいよいよボスを倒すことに

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ