探偵、合流する
南米の各地に点在するデーモニアの拠点に、ミネアとクレアの2部隊が合流し、いつでも突入できるように準備していた。
そして、本拠地に乗り込むのは、猛。ミネア。クレアの3人のみ。
「それにしても、見直したわよ。アンタがここまでやる探偵だったなんて」
「俺の退魔力の総量だけ見ると痛い目みるぜ」
しかも助手と二人しかいないしがない探偵だ。侮られても仕方ない。
「厄介なのは、首領のマルコキアスと、サテュロス、バルバトスの3柱の悪魔だ」
「何だってこんなに暗躍する悪魔が多いのかしら。善良な悪魔が疑われるじゃない」
善良な悪魔というのもいい得て妙だが、実際魔界にいる悪魔族は昔と違い、悪さをするものもおらず一般市民として暮らしている。
「無駄話は終わりだ。行くぞ」
3人は巡回兵や、戦闘員の目を掻い潜りながら地下を目指す。
そして、ミネアが地上への扉を完全に遮断し、地下に入れないよう、地下から出れぬよう細工をした。
「これで地下にいる悪魔たちを倒せばいいだけよ」
地下深くから巨大な気配がする。
「ここまで届くほどの力を持ってたなんて……」
「あら、怖じ気づいた?」
「まさか。久々にいい運動になるわ」
ミネアとクレアも余裕がある。
猛も戦闘に備えて、すでに「神器退魔ハリセン」を手にしていた。
「いたぞ! 侵入者だ!」
「上の連中は何している!?」
ここから先はバレてもいい。全員を倒すつもりで戦うだけだ。
「忍刃!」
普段の威力とはまるで違う。神器を装備することによって、技の威力は格段に上がっていた。
「はあっ!」
上下からくる敵を大上段から一薙ぎで切り倒すクレア。
「百歩神拳!」
ミネアは体術と共に、魔力を放出する技を駆使して、迫りくる敵を容易く倒していく。
「な、なにをしている! 相手はたかが3人だぞ!」
司令官が指揮を取って入るが、この3人相手は荷が重い。
むしろ兵が大量にいるため、一人ひとりまで命令が行き届いておらず、混乱を招いている。
「烏合の集ね」
巨大な戦斧を巧みに操りながらクレアは事もなげに言い放つ。
遂に司令官も追い詰められ、抵抗虚しく崩れ落ちる。
「さぁ、ここからはボスのお出ましだ」
この先に3柱のの悪魔たちが待っている。




