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人魔探偵  作者: 葛葉龍玄
デーモニア

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53/59

探偵、合流する

南米の各地に点在するデーモニアの拠点に、ミネアとクレアの2部隊が合流し、いつでも突入できるように準備していた。

 そして、本拠地に乗り込むのは、猛。ミネア。クレアの3人のみ。

「それにしても、見直したわよ。アンタがここまでやる探偵だったなんて」

「俺の退魔力の総量だけ見ると痛い目みるぜ」

 しかも助手と二人しかいないしがない探偵だ。侮られても仕方ない。

「厄介なのは、首領のマルコキアスと、サテュロス、バルバトスの3柱の悪魔だ」

「何だってこんなに暗躍する悪魔が多いのかしら。善良な悪魔が疑われるじゃない」

 善良な悪魔というのもいい得て妙だが、実際魔界にいる悪魔族は昔と違い、悪さをするものもおらず一般市民として暮らしている。

「無駄話は終わりだ。行くぞ」


 3人は巡回兵や、戦闘員の目を掻い潜りながら地下を目指す。

 そして、ミネアが地上への扉を完全に遮断し、地下に入れないよう、地下から出れぬよう細工をした。

「これで地下にいる悪魔たちを倒せばいいだけよ」

 地下深くから巨大な気配がする。

「ここまで届くほどの力を持ってたなんて……」

「あら、怖じ気づいた?」

「まさか。久々にいい運動になるわ」

 ミネアとクレアも余裕がある。

 猛も戦闘に備えて、すでに「神器退魔ハリセン」を手にしていた。

「いたぞ! 侵入者だ!」

「上の連中は何している!?」

 ここから先はバレてもいい。全員を倒すつもりで戦うだけだ。


忍刃(にんじん)!」

 普段の威力とはまるで違う。神器を装備することによって、技の威力は格段に上がっていた。

「はあっ!」

 上下からくる敵を大上段から一薙ぎで切り倒すクレア。

「百歩神拳!」

 ミネアは体術と共に、魔力を放出する技を駆使して、迫りくる敵を容易く倒していく。

「な、なにをしている! 相手はたかが3人だぞ!」

 司令官が指揮を取って入るが、この3人相手は荷が重い。

 むしろ兵が大量にいるため、一人ひとりまで命令が行き届いておらず、混乱を招いている。

「烏合の集ね」

 巨大な戦斧を巧みに操りながらクレアは事もなげに言い放つ。

 遂に司令官も追い詰められ、抵抗虚しく崩れ落ちる。

「さぁ、ここからはボスのお出ましだ」

 この先に3柱のの悪魔たちが待っている。

 

 

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