表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人魔探偵  作者: 葛葉龍玄
害獣駆除

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

49/59

探偵、侵入する

 天井に這うように張り巡らされた通風口を匍匐前進で進む。

 この施設の職員には、人間も魔物もいた。

 一体何のためにこんな秘境で、キメラの研究などしているのだろうか?

 パソコンのある部屋へたどり着くと、辺りに人がいないことを確認して降り立つ。

「さて、なにがでるかな?」

 なにが出るにしろ、鬼か蛇しか出て来ないだろう。

 パソコンは案の定、外部とは繋がっておらず、建物内部で完全に孤立していた。

 その中から機密事項がありそうなパソコンにハッキングして、資料を読み漁る。

「西暦の時代から、クローンはタブー扱いされてきたが、人魔歴になってもそれは変わらない」

 それどころか、魔物たちと出会い、霊的に進化した人間は魂の存在すら証明させた。

 遺伝子操作と同じように魂操作の技術も確率されてはいたが、世界的にはタブーとなっている。

「しかしこの施設ではそれを行っている……」

 一体どこの機関がやっているのか。

 軍が出張って来たところを見ると、国絡み。しかも人間と魔物の研究者がいる。

「これは相当の秘密に辿り着ちまったな……」

 トカロフを狩るところから、トカロフを故郷に連れて行く、さらには人間界と魔界、両界の禁忌に触れてしまったことになる。

 

 ミネアはまだ悪魔のテーブルを攻略していた。

「あの男はどうやってこんな山をあの短時間で攻略したの!?」

 式神の情報からすると約2日で登頂している。

 しかもなんの装備も無しに、だ。

 しっかりと準備をして、それでも森を抜けるのに5日を費やしたミネアは焦っていた。

 軍への要請も出した。あの施設(・・・・)が明るみに出てしまう。

 それだけはなんとしても避けたかった。

 軍の一個師団をあげてあそこまで追い詰めたのだ。

 ここで氷山の一角を倒したとしても、本体に逃げられてはなんの意味もない。

 あの猛がはやまったことに出なければいいが……。

 デーモニアと名乗る犯罪組織。

 その犯罪組織を追うのがミネアたちの隊の役目だった。

 人間と魔物からなる巨大な組織は、禁忌と呼べる魂と遺伝子操作を行い、新たな生物兵器を作ろうとしている。

 その一つが今回の悪魔のテーブルにある施設だ。

 この施設が軍にマークされていると露見してしまえば、本体のデーモニアを警戒させ、闇に潜られてしまう可能性が高い。

 それだけは防ぎたかった。 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ