表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人魔探偵  作者: 葛葉龍玄
異世界ダンジョン

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

32/59

探偵、不協和音を感じる

「首尾は上々ですよ。4人を身動取れないようにできました」

「おぉ、ありがとうございます! しかし、土御門の三番隊ですか……。このダンジョンの奥にはそんな重大な何があるのでしょうか?」

「……。とにかく先に進むしかないですね」

 山本、本山、マウンテン・ブックのと共に洞窟の最奥を目指す。

 ゆっくりと傾斜がキツくなり、さらに下に進んでるのがわかる。

 そして一際大きな部屋に出ると。

 そこは魔物の巣窟だった。

 話しが通じる種族はおらず、お世辞にも有効的とは言えない態度。

「これは戦闘にですかね……」

 山本がショートソードを構え、本山が呪符を取り出し魔法をいつでも使えるように準備をした。

 マウンテンは本山を守るように周囲に気を配っている。

「行くぞ!」

 猛の号令と共にそれぞれが動き出す。

 四方を囲まれない様に注意しながら、前線で戦う猛と山本。

「重量牙よ、敵を押し潰せ!『邪牙重邪牙重(ジャガイモ)』!」

 敵数匹をまとめて巻き込み、重力波が牙をむく。

「すごい。これなら!」

 山本の前に、岩の巨人が立ちはだかる。

「山本さん、これを!」

 猛は背負った武器袋からハンマーを取り出し、山本に渡す。

 山本のショートソードでは相性が悪い。

 こういう時のために猛は複数の武器を用意していた。

「!?」

 猛の死角から敵が飛び出す。

 しかし、本山の魔法がそれを許さない。

 放たれた炎の槍は確実に敵の急所を貫いていた。

 それを脅威と見たのか、魔物の数匹が本山に飛びかかるが、それら全てをマウンテンが切り裂く。

|(即席ならこんなもんか)

 猛は心の中で呟くと、肩の力を抜いた。

 戦闘はいつの間にか終わっていた。

 猛は冷静に状況判断をし、的確な指示を出していた。

 が、元々は荷物持ちで雇ったうだつの上がらない探偵だ。

 それに指揮され、山本達のプライドは少なからず傷ついて入る。

 しかし猛の指示が無ければもっと被害が出ていたのも事実。それがパーティーの不協和音を生み出し始めたのを猛には伝わっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ