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第二十四話裏話 ココ視点

私は、瞳の輝きとステップのキレだけはボリウッド級の、自他共に認めるカレー大好き大天才女優(黄川田ココ)。

映画『友達100人』に出演した時は、カケルと一緒に『神7』の黄色担当として日本中をハッピーにしていたけれど、本物のスパイスを極めるためにインドへナーマステイ(ホームステイ)していたの。

だけど、ぶっちゃけインドの映画界での撮影は、毎日100人以上で踊り狂って本当に体力勝負だったわ!

そんな私が、久しぶりに一時帰国して、日本にいる仲間たちの動向をリサーチしてみたら、業界の裏がとんでもないことになっていたのよ。

あの白雪詩織や西園寺の令嬢、果てはマネージャーにプロデューサー、さらにはハリウッド帰りのエリカまで、業界のトップの女たちが総勢19名で、裏で『レンタル彼女』という名の超最先端のスパイスを受けながら、一般人になったカケルを血眼で奪い合っているっていうじゃない。

「オーマイガー! 抜け駆けは許さないわ! カケルの理想の黄色は、神7のこの私よ!」

私はカケルに会うために、爆速でこの多国籍レンカノサイトに『インド帰りの黄色いキャスト』として電撃登録し、カレーの情熱でカケルの予約枠を力ずくで上書きしてやったの。

そうして迎えた、本格インドカレー屋での再会。

私は「理想のカレーを探してるの!」って大見得を切ってやったんだけど、一般人になったカケルは、私の目をまっすぐ見つめて、自分で作ったスパイスカレーを私に差し出してきたの。

一口食べた瞬間、私の頭の中にガンジス川の清らかな流れと、あの日現場で私をいつも引っ張ってくれたカケルの眩しい笑顔が完璧にフラッシュバックしたのよ!

世界中の高級スパイスを巡っても出会えなかった私の理想郷(カレー)が、まさか、一般人になったカケルの不器用な手の中にあったなんて!

これぞ真の『駆は王子様カレー』だわ! あんなの、一瞬で惚れちゃうに決まってるじゃない!

スパイスの偵察のつもりだったのに、私のハートは完全にカケルのカレー(愛)に美味しく煮込まれちゃったわ!

(ボリウッド映画なんてどうでもいい! カケルのカレーが世界一なら、私が実家のお金を使って、駆くんを私の『専属のシェフ』として、一生私のプライベートのキッチンに閉じ込めて愛してあげればいいのよね!?)

スマホを見ると、詩織たちが裏のチャットで「インド帰りの黄色、コンプラ違反よ!」ってギャーギャー騒いでいるのが見えるわ。

ふふ、お黙りなさい、日本のウサギさんたち。本場のスパイス(※親の圧倒的な資金力)をナメないことね。あなたたちの予約枠、私の親のマネーパワーですべて『ナンの中に密閉』にしてあげるわ。

待っていなさい、私の愛しい駆くん。

これからは私の、誰よりもおバカで、誰よりも熱くて逃げられない『本格インド・ラブストーリー』で、あなたのボッチな人生を完璧にプロデュースしてあげるからね――。


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