第四百八十話『気を遣(つか)わにゃいでにゃん』
第四百八十話『気を遣わにゃいでにゃん』
《んでも、ネコには遣ってにゃん》
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『んもう、あなたったらぁ』
「に続けて」
『イヤだわぁっ。
そんなに、
気を遣わないで、
くださいましなぁ』
「と口にしてみる、
っていうのは、
どうかしら?」
『気配り』
『ひかえめ』
『おしとやか』
「の要素を、
少しずつ取りこんで、
っていう、
自分なりに」
『冒険』
「をしてみたつもりなの」
「そうね。
いいんじゃないかしら。
……といいたいところ、
ではあるのだけど」
「どこか、まずい点でも?」
「まずい、っていうよりもね」
『誤解を受けやすい』
「んじゃないかしら。
というのも、
相手によっては」
『ダメダメ。
もっともぉっと、
気を遣ってくれなきゃあ。
出ないと、
「お尻ぺんぺん」
しちゃうんだからぁ』
「なぁんて、
いっているとも、
受け取られかねない、
あいまいの要素を、
多く含んだ」
『どっちつかずの返事』
「になっている、
……ような気がするから」
「しょうがないじゃない」
「あら、どうして?」
「どうして?」
『宿命』
「だから、よ。
見るもの聴くもの、
によって、
評価がそれぞれ異なる、
っていうのはね。
わたしさまのような」
『芸術家』
「が生まれながらに背負う」
『十字架』
「なのよ」
「あっ、そ。
——ひさびさに、
『病気』
が出たわ。
その名も、
『芸術家気取り』
これ以上ひどくなる前に、
おしゃべりを、
打ち切ったほうが、
良さそうね——
ドナ。
今日もいい天気ね。
霧がいっぱい降り注いで」
「あのね……。
親友なんだし、
少しくらい、
ツッコミをいれなさいよ」
「イヤ」
《ミストにゃんのつれにゃい返事が決まった瞬間にゃん》




