第四百三十九話『幸せのあとの話にゃん』
第四百三十九話『幸せのあとの話にゃん』
《んでも幸せがいいのにゃん》
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だだだだだだだだだだっ!
「にゃあんてことにゃん。
草木が根元から、
ぶっ飛んで、
大岩も、
粉々に割れて、
ぶっ飛んで、
んでもって、
地面の土も、
えぐられたように裂けて、
ぶっ飛んで、
……にゃあんて、
ありとあらゆるもんが、
ぶっ飛んで」
「でもって、
その、
ありとあらゆるもんが」
ばさばさばさっ!
どがどがどがっ!
「……落ちてきたわね」
「くうぅっ。
にゃあんという」
『諸行無常』
「にゃん。
ついさっきまで、
あぁんにゃにも」
『のどかにゃった草原』
「にゃのに」
「……そして」
『ふたりの門出を祝った、
晴れ舞台』
「だったのにね」
「よもや目の前で」
『荒れ果てた大地へ、
と変わっていく』
「にゃあんてにゃあ」
「わたしも、
ここまで、とは。
思いもよらなかったわ」
『一寸先は闇』
「なる言葉の意味を、
まざまざ、
と思い知らされた、
って感じよ」
「んでも、ミストにゃん」
『不幸中の幸い』
「というかにゃんというかぁ、
とにもかくにも、
良かったのにゃあ」
「良かった?」
「にゃあって」
『幸せにゃふたりが旅立った』
「あと、にゃもん」
「……そうね。
それが、
せめてもの救い、かしら。
……とかなんとか、
おしゃべりしていたら」
《『運命の時、来たる』にゃもんで、つづくのにゃん》




