第四百二十二話『お値打ちもんにゃん』
第四百二十二話『お値打ちもんにゃん』
《ミーにゃんの未来をのぞいた気がしたのにゃん》
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「ごっほん。
——やれやれ。
笑いすぎて、
もう、へとへと。
……なぁんて、
自分でいいのわん?
……ううん。
よくないってば。
なんといったって、
お姫さまだしね。
『冷静に。常に冷静に』
でなければ、なのわぁん——
んでまぁ」
『よりどりみどり』
「な、ご本の中から」
『ど、れ、に、
す、る、の、わ、ん?』
「って、
選びに選びヌいた一冊を」
『どうぞ、
お持ち帰りください』
「してしまった」
『幻のお宝』
「が、なにをかくそう、
これ、なのわぁん」
「ふぅぅん。
そうにゃったの」
「きゃはっ」
『大っきな声』
「じゃいえないけどね。
なぁんせ、
お姫さまのアタシに、
選ばれたシロモンだもん。
実は」
『相当なお値打ちもん』
「って心ひそかに、
ほくそ笑んでいるのわぁん」
《よくいるのにゃ。こういうお方って》
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『手に入れたいきさつ』
「は今お話ししたとおり。
んでもって」
『一体いくらの値が?』
「については、
まぁ」
『アタシのお姫さま霊感』
「じゃあ、
大体、だけどね」
ひそひそひそ。
「くらいは、ゆうに超えて」
『にゃにゃんと!』
《近い将来でのミーにゃんのがっかりが目に見えるようにゃん》
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「心配いらないのわん。
んなの、なれてるもん」
「開き直って、どうすんのにゃん?」
《開くんにゃらアジの開きにしてにゃ、と、つづくのにゃん》




