第四百二十話『ゴミ箱じゃにゃいのにゃん』
第四百二十話『ゴミ箱じゃにゃいのにゃん』
《しからばにゃんにゃの? とネコに聞かれてもにゃあ》
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「天空の村の住居区なのわん」
「ウチの故郷。
人間の棲む場所にゃん」
「うん。あそこの」
『書庫』
「なる建物内の一角にね」
『どうぞ、
お持ち帰りください』
「って書いてある」
『安もんのラベル』
「を」
『安もんの透明テープ』
「でもって貼りつけた」
『ここは百歩ゆずって、
認めてあげるのわん』
「な」
『ゴミ箱』
「たちの、
お行儀よく並んでいる姿が、
窓越しに目についたのわん」
「あのにゃあ」
《『安もん』はともかくにゃ。あれってゴミ箱じゃにゃいんよ》
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「別に」
『気をひかれた』
「とか、
んなんじゃなくってさぁ。
なぁんていうかなぁ」
『なぁんとなく』
「な感じ?
でもって、
壁を通りヌけて、
忍びこんでぇ。
……んしてまた」
『なぁんとなく』
「な感じ?
でもって、
なにをするわけでもなく、
しばらくの間、
ぼぉっ、
としていたらぁ。
お腹の調子でも、
悪かったのか、
んれとも、
虫の居所でも、
悪かったのか、
んれとも、
ミアンのお顔でも、
悪かったのか」
《むっ。永遠の美少女ネコに、にゃんてことを》
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『アタシらしく』
「も」
『ご好意を、
ムダにしたくないのわん』
「なる」
『義の心』
「が、
ふつふつ、
と沸いてきたもんで」
《どうしたのにゃん? を知るためにも、つづくのにゃん》




