第四百十五話『苦肉にゃもんでまずいのにゃん』
第四百十五話『苦肉にゃもんでまずいのにゃん』
《ウチ、ちぃとも気がつきませんでしたのにゃん》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「ミクリんのいった」
「いわせたのにゃん」
「どっちでもいいのわん。
とにかくぅっ」
『超大傑作だねっ!』
「なぁんて誰もが舌を巻く、
くらいに、
画期的だといいなぁ、
なぁんて願ってやまない、
アタシごジマンの、
黄色い脳細胞が、
思案を思案を重ねて、
ひねり出した」
『苦肉の策』
「ってヤツを発表するのわん」
《ふぅぅむ》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「にゃあ、ミーにゃん」
『苦肉』
「って、
やたらとまずそうにゃん」
「まずそう、じゃなくって、
まずいのわん」
「食べたのにゃん?」
「うん。
あれは忘れもしない」
『草木もおネムな丑三つ時』
「ミアンもまた大口を開けて」
『にゃあおぉっ、
にゃあおぉっ』
「ってまさに」
『この世の春』
「っていわんばかりに、
おネムこけて、
いたもんだから」
『これは、
洗剤、
じゃなくって、
千載一遇のチャンス、
なのわん!』
「って、
どっかのいたずらもんが、
ミアンのお口へ、
こう、ずぼずぼずぼっ、と。
んしたらミアンも、
無意識ながら、
負けてたまるか、
とばかりに応じて、
ごくごくごく、ごっくん、
って、まるで、
飲み物かなんかのように、
たいらげてしまいました、
とさ」
『にゃにゃんと!』
《驚愕の事実が今ここに……んでいいのにゃん?》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「んでもって、
再びおネムに、
ついたことはついたのわん。
ところが……。
んれからはもう」
『ウチはダマされたのにゃん』
「って同じうわごとを、
何度も何度も口にしながら、
うなされっ放し。
なもんで、
どっかのいたずらもんは、
ハタと気がついたのわん」
『やぁっぱ、
まずかったのわん』
「って。
んだから今の今、
どっかのいたずらもんは、
とぉってものても、
に」
『公開』
「でも」
『航海』
「でもなくって」
『後悔』
「してるのわん。
なもんで」
『ごめんね、ミアン』
ぺこり。
《どっかのいたずらもんがあやまったもんで、つづくのにゃん》




