第四百十三話『天空の村最新の技術にゃん』
第四百十三話『天空の村最新の技術にゃん』
《ミーにゃんったら、ずいぶんと大っきく出たのにゃあ》
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「——ふぅぅむ。
……とぉ、
アタシごジマンの、
『黄色い脳細胞』
で考えるまでもなく、
こうしちゃあ、
いられないのわん。
なぁんせ、
耳にした瞬間、
『まずい! まずいのわん!』
って、こっちが、
うろたえちゃったほどの、
『今そこにある危機』
なるもんを、
ひそかに隠し持ってる、
『いたずらもん』
とやらをなんとしたって、
追っ払わなきゃ。
……ってことで、
目の前のネコな親友に、
八つ当たり、じゃなくって、
体当たり、でもって、
話しかけるのわん——
んねぇ、ミアン」
「——やぁっとこさ、
お口を、
きいてくれたのにゃん——
にゃににゃに?
にゃんにゃの?」
「——うん?
どういうわけか、
『満面の笑み』
を浮かべたお顔が、
ここぞとばかりに、
迫ってくるのわん。
これなら、
話を切り出すのだって、
『おちゃのこさいさい』
気軽に手軽に、
お手玉したって、
行えるのわぁん——
ぶっちゃけ、
ホントのホントはね」
『なぁんて誰もが舌を巻く、
画期的な』
「とかいう、
断言めいたもん、
じゃなくって」
『なぁんて誰もが舌を巻く、
くらいに、
画期的だといいなぁ、な』
「とかいう、
希望めいたもん、
をいいたかったの。
んでもそれだと」
『聴いてるミアンには、
長すぎるかなぁ』
「っていう、
いかにも、
アタシらしい気づかいが、
ふと心に生まれたもんで、
んれで、
ほんのちぃとばかし」
『省略』
「なる」
『天空の村最新の高等技術を、
駆使して』
「ああなっちゃった。
ただそれだけなのわぁん」
「あのにゃあ」
《『一気に腰砕け』にゃもんで、つづくのにゃん》




