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銀色の風  作者: 紫音
~第1章~
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147.フローリアの印象

アレクシウス専用の食堂にモリエール侯爵、勤務中なので近衛騎士団団長モリエールがやってきた。

「お初にお目にかかります。近衛騎士団、団長のクロード・ラ・モリエールと申します。フローリア王女殿下に置かれましてはご機嫌麗しく存じます」

とモリエールは固い挨拶を卒なくこなした。

「モリエール団長、どうぞお顔をお上げください。フローリアと申します。これからお世話になります」

面を上げたモリエールをフローリアは見た瞬間

『あの子の好きそうな顔だわ』

と神霊体でつぶやいたら、キアがプッと噴出した。

なんとなくガイに似た顔つきだが、シルフィーナに泣き虫と言われているガイよりも、年齢の所為かもっと精悍で落ち着いた雰囲気を持っていた。

「私にも警護が付くとアレクシウス様にお伺いしましたが?」

「はい、近衛騎士団は現在4つの近衛騎士隊からなっております。フローリア様の警護にはアレクシウス様と同じ第4近衛騎士隊から3交代制でお守りすることになっております」

「そうですか、分かりました。以後よろしくお願いします」

フローリアが対面を切り上げたのを察したアレクシウスが

「モリエール団長、忙しいところを済まなかったな」

とモリエールに声をかけて、下がらせた。

「どうだった?」

「数は十分ありそうですね。キアの話しでは夫人は妊娠したらしいので、お兄様の神技の効果が出て良かったですわ」

「多分、妊娠1週だ。来週にはお前の出番になるだろう」

「ええ、状態を見て判断しますが、大丈夫でしょう」

「では、今夜モリエール侯爵邸に行くときは迎えに行く。待っていてくれ」

「分かりました」

晩餐は終了した。


モリエール侯爵邸の使われていない一室から、クスクスと笑い声が聞こえる。

と言っても人には聞こえない神の世界の笑い声だ。

「それで、キアには何も言ってあげなかったの?」

「嫌ですよ、せっかくシルフィーナ様の中に居るのに他の事に気を取られるのは勿体ないですから」

「うふふ、まだ中に誰かさんが居るわ」

「ははは、まだまだ行けますけど、ああ、揺らさないでください。また行っちゃいます」

ふざけてシルフィーナが腰を振るとガイが切なそうな顔をする。

「うふふ、ガイのその顔が大好きだから見たいの、うふふ」

「ああ、ダメですって、シルフィーナ様、ああ」

「うふふ、ダメよガイ、我慢しなさい。うふふ」

と意地悪な女神は神使を行かせる行動をして、行かせない言動をする。

ガイの頭を両手で挟みながらガイの顔を覗き込む。

腰を振り振り、ガイの顔が紅潮して、我慢しなさい、の言葉通り我慢に顔がゆがむのが楽しい。

「さあ、我慢よ、ガイ、我慢して、私のガイ、私のこと好き?」

「大好きです!私のシルフィーナ様、ああ!」

「ああん、ガイ、もう行っちゃったの?もっと我慢しなきゃダメよ。もっと気持ちの良さそうな顔を見せてくれなきゃ」


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