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苦難1-18
苦難1-18
王子様の領地で悪行していた奴らが国の外から来た同業者達に活躍の場を与えた。
私は当時 そこそこ色んな所を回っていたからそんなに闘技場に参加しなかったが、景品や賞金を賭けた熱い闘いが繰り広げられる。
最初の内はやる気なんて無く、その日のご飯が賄えれば良い程度で元々悪さを行っていた奴らはだいたい壱勝すれば良いくらいだった。
連勝し続けた者は知っている。周りに認められる喜びを、こんな暴力振るしか取り柄の無い自分に好意を抱いてくれる人が現れる喜びを。
支えてくれる人達の存在に心がどんな仕打ちを自分が如何に行ったのか?。‘それ’に比べられないくらい自分自身をいじめて鍛え上げ、助けた、救った時に掛けられた感謝の言葉の重さと過去の業。
感謝されてから更に過酷になる訓練が多くの人を救いどれだけ‘命’というものが重いかを知る事となる。




