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手乗り魔女と異世界からきた弟子  作者: 若桜モドキ
森の中の生活編 -3-
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○○.拝啓、世界の向こう側

 拝啓、ここではない異世界にいる僕の家族へ。

 向こうでどれくらいの時間が流れたか、僕にはわからないままです。パメラさん――異世界を研究対象に数えているらしい魔女の人が言うには、それほど時間の流れにずれはないだろうとのことですが、パメラさんも僕の存在があって初めて異世界を確信したので不明です。

 僕は現在、セラという名前の魔女の人の弟子をしています。

 お師匠は優しく、こちらのことをいろいろと教えて下さいます。

 もしお師匠と出会えていなかったら、僕の人生は大きく変わっていたでしょう。こんな文章を綴ることすら、できなかった可能性が正直高いような気がします。

 そちらはどれくらいの季節になったでしょうか。

 こちらには四季はありません。場所によってはそれっぽいものがあるそうですが、聞いた感じでは四季というより雨季乾季といった類のようです。やはり、少し残念な感じがします。

 あ、そういえば異世界から人が来る、というのは珍しいことではないそうです。

 ある国にある自治領が、なんと日本からやってきた人々が住んでいるところだとか。実はこれからそこに旅行に行こうと思っています。お師匠が一緒だから大丈夫です。

 なんとなく海外から見た日本、みたいになっているのかな、という不安がありますが、それでも何かあるといいな、と期待しています。こっち、黒髪とかそんなに多くないところで。

 お師匠は目も髪も薄緑で、しかも背中には羽がありますし。

 妖精ですから、むしろ当然という気もします。

 まぁ、そんな感じに僕なりにのんびりと日々を送っています。ケガも時々するけど、痕も残らないようなものなのでご心配なく。あとはそちらとやり取りができれば、と思いますが例の自治領の存在を思うと、きっと世界の壁を意図して超えることは難しいのでしょう。

 だけど、僕がこっちで幸せだと、どうにか伝えたくて――。


「弟子くーん、どこー? そろそろ出発するよぅ」

「はい、お師匠、今行きますよ」

当分更新できなさそうなので、キリよくこのへんで終わっときます。

気が向いたら更新しないこともないのでナンバリングは無し。

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