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VR学園~c.p~  作者: 朔
ヴァンパイアロード編
66/74

対ミカゲ戦

朝一番に、ナナに掲示板への宿泊料について記載するよう指示する。

ナナは

「かしこまりました、師匠」

と言って、掲示板に追記しているようだった。


その後、みんなで朝練に行く。準備運動、柔軟体操。ナナはだいぶ体が柔らかくなったようだ。この六人の中で最も体が柔らかいのは、サスケで、一番体が硬いのはナナだった。

「サスケの体の柔らかさは群を抜いているな」

「柔道で怪我をしないために、おいら柔軟も頑張ったんだな」

「その耳も凄いわね。柔道一筋の耳の格好をしているように思えるわ」

「へへっ、寝技の勲章だぞ」


「ナナも最近は体が柔らかくなってきたんじゃねーの?」

「ありがとうございます。リュウさん」


そしていつものように始まりの街でサンドバッグとミット打ちをした。


チャットが届いたのは丁度朝練が終わった頃だった。

「ゴツゴツした岩肌クリアしました」

「同じくクリアしたわ」

「それじゃあ朝ごはん食べたら合流しようか」

「了解しました」

「了解よ」


ジマ達は朝ごはんを食べに旅館へ向かった。相変わらず豪勢な食事で、デザートにアイスがついてきた。一人二種類まで選べるので、注文を迷った。ジマはサクランボ味とキャラメル味にした。

他のメンバーもそれぞれ注文している。


「ジマ、口を開けて?あーん」

「あ、あーん」

ユリにあーんをしてもらった、抹茶味は妙に甘く感じる。

「じゃあ俺のもあーん」

パクッと食べたユリは

「サクランボ味も意外と酸味が効いてておいしーよ!」

「おうおう、甘酸っぱくて見てらんねーよ」

「ジマとユリは付き合っていたのか、おいら驚き」

周りの人間も恥ずかしくさせて、ユリはイタズラ大成功という顔をしていた。


朝食を食べ終わって、チェックアウトする。そこにはホワイトランスとレッドアイの面々がいた。

「今日は一緒に探索しましょう」

レッドアイのリーダーが言ってくる。

「別に構わないぞ」

と返答した。


第九の街へ向かおうとしたそのとき、レッドアイの何人かが足を引きずっているのに気がついた。

「もしかして、骨折しているのではないでしょうか?師匠」

「ああ、その可能性が高そうだ」


「レッドアイのみんな怪我をしているんじゃないのかい?骨折程度なら治せるけどどうする?」

「あっ、ご迷惑でなければ是非治して欲しいです」

「じゃあ足を骨折してそうな三人には、ポーション 星4を。他の三人にはポーション 星3をどうぞ」

「おお、みるみる完治していく。これで怪我とは無縁の生活が送れるぞ」

「ポーションも無限じゃないから、エリーゼのお店で買ってね」

ならばポーションを買うのが先だ、ということでエリーゼのお店へ行く事になった。


「いらっしゃいませ」

相変わらずの美少女が、出迎えてくれる。

「ポーション 星5を五つお願い出来るかな?」

「はい、問題ありません。250ゴールドになります」

なんとかユリに工面してもらって買い取ることが出来た。


ホワイトランスもレッドアイもエリーゼの説明に耳をそばだてている。


「そろそろ金策しないとだな」

「だな。闘技場に行くか」


ホワイトランスとレッドアイに闘技場に向かう説明をしてから向かう。


「一番手っ取り早いのは誰かが出て、勝利することだが・・・」

まだまだ弱そうな人達も出ているが、プロの格闘家の割合が大きい。

「俺が行ってくるぜ」

そうリュウが宣言した。

「リュウさん、健闘を祈ります」

「頑張れ、頑張れ。リュウ!」


見送られたリュウの対戦相手の情報が表示される。ミカゲ、身長180センチメートル体重102キロ、人、対戦成績は九勝一敗。リーチはリュウの方が勝っているが、体重の面では相手の方が重い。どうするべきか悩んでいると、ユリが

「リュウに全額ベットで良いかな?」

「待て待て、そんな簡単に決めるなよ」

「だって相手は上位職業にもなってないみたいだし、リュウの拳を避けられる人間は、かなり限られてくるよ」

「むう、言われればそうか」

「じゃあみんなリュウに全額ベットってことで!」

ここはユリの勘の良さを信じるしかない。


これだけリュウに賭けたのに、オッズは1.5倍とやや高めだ。ミカゲも人気があるのだろう。


試合開始と共に、相手の懐に潜り込むリュウ。ジャブからのボディーブローで相手の動きを止める。その後もストレートやフック、アッパーが簡単に決まる。だがミカゲは倒れない。

「プロレスラーなめんなよ」

の一言とラリアットが飛んでくる。だが、待ってましたとばかりに、カウンターの左フックが入る。ついに膝を着いたミカゲに

「悪いな、こっちも負けらんねぇんだわ」

と言い、アッパーでこの試合を締めくくった。


「ナイス、リュウ」

「おかげさまで儲かりましたわ」


リュウの勝利でまた無一文になってしまった客がいるのだが、それは置いておこう。


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