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VR学園~c.p~  作者: 朔
ヴァンパイアロード編
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ゴツゴツした岩肌

近距離格闘集団とホワイトランスとレッドアイがギルドを組んだのは、すぐに噂になった。ギルド加入に最も近いと思われていた円卓の騎士は、仲間割れし、今はそれぞれ違うパーティーに所属しているらしい。


「とりあえず昼食にしないか?」

とジマは言ってみる。

「さんせーい!」

「賛成」

「賛成だ」


みんなが賛成してくれたので、始まりの街へ転移し、ライメイさんのお店へ行ってみた。

「ライメイさん。今日のオススメを十五人前よろしくお願いします」

「あいよ」

俺達、近距離格闘集団には馴染みのあるお店で、非常に落ち着くが、ホワイトランスとレッドアイのみんなは落ち着きなくソワソワしていた。

「大丈夫。ここ美味しいから!」

とユリは言っている。

「あい、お待たせチキン南蛮十五人前」

「うぉぉ、旨そう」

「美味しそうですね」

料理が来た途端、ホワイトランスもレッドアイもテンションが上がっていた。

「上手い」

「おっちゃん、なんで今日はチキン南蛮がオススメなの?」

「今日はNPCから大量の鶏肉の仕入れがあったんだ。そういうことだ」

「なるほどね。NPCも食材を卸してくれるということか。じゃあNPCも食事するの?」

「ああ、勿論。家の店を贔屓にしてくれる常連さんのNPCもいるんだぜ」

「よっ!流石おっちゃん。料理の腕でNPCの心もギュッと掴んで離さないね」

「そう言われるとなんか照れるぞ」

ライメイはまんざらでもないという顔をしている。


「昼練始めるぞ」

ジマの一言にホワイトランスとレッドアイが動きを止めて聞いてくる。

「昼練ってなんだ?」

「昼間にする練習のことだ」

「練習なんかしてる暇があったら先に進んだ方が効率的じゃないか?」

「いやいや、練習は大事だよ。それに最早ルーティーンになっているからやめられないしな」

「悪いが、練習に付き合っている暇はない。僕達ホワイトランスは先に進ませてもらう」

「レッドアイも同様に先に進むよ」

「まあ、強制はしないから、お好きにどうぞ」


「では気を取り直して、今日は属性魔法訓練をしようと思う。各自新技があれば発表してくれ」

「アイスキャノン」

ユリが氷の大砲を作り出したと思ったら、砲撃を始めた。

「そんなのありなの!?」

エルが驚いている。

「ありありだよー!」

「そっか、属性魔法で武器を作るって方法もあるのか」

リュウが感心している。

「ダークボウ。ダークアロー。ほんとだ、闇属性の武器が作れました」

「それなら、ダーククロスボウ。こっちの方良いんじゃない?」

「なるほど、名案ですね。エルさん」

リュウとジマが避け役になって昼練は終わりを迎えた。


「それじゃあ、俺達も第八の街目指して行くとするか」

「えいえいおー!」

ユリの明るさに救われている部分があるな、とこういう時に感じる。もっと深刻な状態になってもユリならば明るく振る舞ってくれるだろう。


~ゴツゴツした岩肌~

君達はこの難関を越えることが出来るだろうか?


上記の文章が目の前に広がる。


「これはおいら達にロッククライミングをしろってことなのかな?」

ゴツゴツした岩肌には、手足を乗っけられそうな場所があり、そこを進むのが正規ルートに思えた。


「別に空を飛んでも良いけどな」

とリュウが言う。


「見てみて、こんな方法もあるよ!」


「アイスウォール」

氷の壁を横にして、階段上に登っていけるようにしたようだ。

「それなら、六人でこの方法で登ろうか」

「賛成よ」

「この階段ツルツル滑ってしまわないでしょうか?」

「それなら平気だよー。ざらざらの面を表にしているからね」

ということで、ユリの作り出した氷の階段を登ろうとする六人。

「それならおいらに任せて欲しいんだな」

とサスケが言うと

「アースステアズ」

というと、あっという間に土の階段が頂上まで出来たのだった。

「これはお役御免だねー」

と言って、土の階段を登り始めるユリ。みんなも土の階段を登り始めた。中腹辺りまで登ると、ブラックバットという蝙蝠のモンスターが攻撃を仕掛けてきた。

「これは土の階段を作っていなかったらとんでもないことになっていたな」

ジマ達はブラックバットを一羽一羽対処しながら歩を進めた。


登りきるとそこは第八の街だった。一人の脱落者もなく第八の街へと到着したのだった。

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