ホワイトランスとの件
ホワイトランスが第七の街へ着いたと掲示板に書き込みがあった。この様子ならレッドアイと円卓の騎士もそろそろ第七の街へ足を踏み入れることになるだろう。
ポーンと頭の中で音が鳴ったので、ステータスを確認してみる。そこにはヴァンパイアロードへ進化可能と書かれていた。すぐにタッチしてヴァンパイアロードへ進化する。
ヴァンパイアロード
俊足強
相手の出血エフェクト 攻撃力20%アップ
自分の出血エフェクト 素早さ20%アップ
生存している限り味方の物理耐性、魔法耐性30%アップ
「なんかしらんが、ヴァンパイアロードに進化した」
「えー!なにそれ?どんな効果があるの?」
「今までの能力に加えて、生存している限り味方の物理耐性、魔法耐性30%アップらしい」
「それでは師匠は対象ではないのですか?」
「うん、どうやらそうらしい。だから頑張ってくれよ、味方の面々」
「じゃあこっちはジマになんとしても生き残ってもらわなきゃな」
「みんなそろそろ朝練するわよ」
エルの一言で朝練が始まる。朝練後は、サスケを第七の街まで送っていくことにした。
「んじゃあ、俺がサスケを連れていくから、みんなは第七の街へ行ってて。じゃないとホワイトランスになに書かれるか分からん」
ということで二手に別れて行動することにした。
「へぇー、サスケは既に眠り耐性を持ってるんだな。じゃああと少しだ」
「はい、おいらお化けマッシュルームをなんとしても見つけてみせます」
サスケと談笑しながら、迷いの森を進んで行く。そうしていると、
「見つけた。お化けマッシュルームだ」
サスケが倒し、第六の街へ着く。
「さあ、さっさとみんなの待つ第七の街へ行くぞ」
「はい、了解です」
ユニークモンスター祭りと言っても良いような道中を二人は乗り越える。サスケもソロでやっていただけあって、ユニークモンスター相手にもひけをとらなかった。
「アーススピア」
「サスケお前、地属性だったんだな」
「はい、物理耐性のあるモンスター相手には、やっぱりこれですよねー」
そうして第七の街へ着くと、不穏な空気を感じた。ホワイトランスと近距離格闘集団が向かい合っていたのだ。
「本当に第七の街へ、最初に到着したのが君達か疑わしいものだね」
様子を伺ってみる。
「だからゲートから転移したって言ってんだろ!」
リュウが熱くなっている。これは止めに入らないといけないと方針を変える。
「どうした!?」
「よう、ジマ。こいつらが因縁つけてきやがるんだ」
「因縁ってどんなの?」
「第七の街へ到着した一番乗りは、自分達ホワイトランスだって言うんだぜ」
「それはそうでしょう。だって第七の街へ足を踏み入れても、他のパーティーと会わなかったんですからねぇ」
「掲示板の書き込み見てみろよ。ずっと前に俺達が、第七の街へ来ていたことが分かるぜ」
「こんな書き込み信憑性がないですよ」
ふん、と鼻を鳴らすホワイトランスのリーダー。
「話は平行線のままだし、始まりの街でパーティー戦でもしませんか。それで俺達の強さを分かっていただけると幸いです」
「良いでしょう」
始まりの街へ着くと、皆思い思いにウォーミングアップをする。
「公開マッチの6vs6にしましょう。せいぜい恥をかかないように、上手く立ち回ってくださいね」
「了解。でも恥をかくのはホワイトランスの方だと思いますよ」
「みんな作戦会議だ。空を飛べるのはいるか?」
「はい!」
「おう」
「えっ!ユリさんもリュウさんも空を飛べるのですね」
「じゃあ空中戦はこの三人で、地上のことは任せたぞ。ナナ、エル、サスケ」
「はい師匠」
「分かったわ」
「おいら任された」




