専用武器を買う
朝が来た。
今日は武器屋と防具屋を見てまわるつもりだ。朝練を済ませ、みんなで合流する。
「武器屋を見てまわると言っても、俺達にはヨウさんの武器があるからな。それぞれの専用武器が見つかれば良いな」
「そーだね!」
「プロボクサーの専用武器、ナックルですって」
「おお、じゃあこのままで良いな」
エルの言葉にリュウが答える。
「それぞれ一緒にまわってみましょうか?」
「うん、行ってみよう!」
ナナとユリに先導されて、見てまわることになった。
鬼の武器屋に着いた。
「吸血鬼用の武器はありますか?」
「それでしたら、こちらになります」
ダガーが出てきた。
「ライフゲインダガーと言って相手を出血状態にすると、こちらの体力が回復するというものです」
「ほう」
「更に自身を出血状態にすることで、赤いダガーが飛んで行きます。こちらもライフゲイン出来るので、当てれば体力を一切消費せず攻撃できる代物になっております」
「もらいます。おいくらになりますか?」
「10ゴールドです」
「はい、どうぞ」
「ありがとうございました」
ジマの吸血鬼専用武器は、すぐに決まった。
次はユリのサキュバスの専用武器だ。
悪魔の武器屋に着いた。
「サキュバス用の武器はあります?」
「ええ、こちらにございます」
ネイルされた爪だった。
「えっ!これが専用武器なんですか?」
「驚かれるのも無理はありません。サキュバスは色欲で相手を惑わし、超接近戦での攻撃を得意とするので、この爪になっております」
「でもこの爪ならナックルの邪魔はしないか」
「魅了20%アップ、爪が当たれば出血ダメージ確定の武器です」
「よし、買った!」
「ありがとうございます。10ゴールドになります」
「可愛いですねー、その爪」
「うん、似合ってるわ」
ナナとエルに誉められてユリも嬉しそうだ。
「次は私ですね。ワクワクします」
そういってナナがエルフの武器屋に入る。
「いらっしゃいませ。何かお探しでしょうか」
「ダークエルフ用の武器が見たいのですが・・・」
「それでしたらこちらになりますね」
トンファーだった。
「空手の稽古で使ったことがあります」
「トンファーを使った経験があるのは珍しいですね」
「今の私をパワーアップさせてくれそうです」
「そうでしょう。是非お買い求めください」
「はい、買います」
「10ゴールドになります」
「はい、丁度です」
「ありがとうございました」
最後はエルだ。
天使の武器屋に入る。
「堕天使用の武器ってある?」
「はいこちらへどうぞ」
「ショートニードルになります」
「ショートニードルか。どうしよう?」
「そんなに高くない買い物なら買っちゃえば?」
「おいくらですか?」
「10ゴールドです」
「うーん」
「どうしたの?お金足りないの?」
「15ゴールドしかなくて、買うかどうかちょっと迷ってる」
「それなら私が出すよ」
「えっ!良いの?」
「問題なし。意外とユリさんはお金持ちなのだよ」
「じゃあお願いね」
「はい、10ゴールド」
「お買い上げありがとうございます」
「ユリありがとう。いつか必ず返すね」
「良いの、気にしないで」
こうしてみんなの買い物が終わった。




