表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VR学園~c.p~  作者: 朔
第2章 吸血鬼編
47/74

スパーリング

昨日はあの後すぐに宿に戻り熟睡した。そして朝起きると、すぐにゲートをくぐって、ヨウさんのお店に向かった。


「おはようございます。装備を取りに来ました」

「おはようございます。こちらになります」


そう言われて、手渡された装備を見る。


ランナウェイゴリラの装備 星5

速度30%アップ 筋力20%アップ


「とても素晴らしい逸品ですね」

「お褒めに預かり、光栄です」


装備すると以前よりも強くなった印象を受ける。やはり、速度30%アップは大きい。


ヨウさんのお店を後にして、第五の街へ戻る。そしてまた三人を起こしに行ってから、始まりの街へ帰って来た。


「おはよう!早いね」

「おはよう。いつもよりは早いかな」

「あれ?師匠、装備変わりました?」

「流石ナナだな。これはランナウェイゴリラの装備だ。速度30%アップ、筋力20%アップの逸品だぞ」

「おお、そりゃ良いな」


リュウから称賛の言葉を貰う。ジマはもうスパーリングがしたくてウズウズしていた。だが、まずは準備運動と柔軟体操からだ。これをするだけで怪我の予防になる。


「それではナナからスパーリングさせて頂きます」

筋力増強強のナナの攻撃が当たれば、結構なダメージになるだろう。避けきるのが、ベスト、と自分の中で言い聞かせて対峙する。ナナは最初対戦した頃に比べて、荒らさが減った。その代わり、技のバリエーションが増えた印象がある。

「セヤァ!」

もう少しでナナの胴回しが決まるところだった。しかしそこは、速度30%アップ間一髪で避けた。

「危ない、危ない」

「くっ、今のを避けますか。完全に虚をついたと思ったのですが」

「うん、今のは虚をつかれたな。でも速度30%アップは伊達じゃない」

その後はカウンターやカウンターぎみの技でジマが勝ちきった。


「よし、今度は俺とだな」

と、リュウが言う。

速度30%アップなら、リュウのワンツーも避けられるかもしれない。淡い期待を背にリュウと向かい合う。リュウの鬼速いジャブが見える。速度上昇すると動体視力もよくなるらしい。ジマも負けじとワンツーを繰り出すが、軽く避けられてしまう。何度か拳を交えると、かすりはするものの、直撃は今だにない。しかしリュウの方はリズムを掴んできて、ストレート、フックをくらわせてきた。出血代わりの赤いエフェクトが出る。これで更に速度20%アップだ。リュウに悟られないために、あえてリズムを崩す。

「そこだ!」

ジャブがリュウの顔面にヒットする。その後はフックも当たったのだが、それ以上にリュウの打撃が当たってしまい、リュウの勝利となった。

「ボクシングルールじゃなきゃ、余裕だろ」

その言葉にジマは

「あれだけ速度上昇してるんだ。ボクシングルールでどこまでやれるか試してみたくなるってもんよ」

と答えた。


「それにしてもジマの殴りダコには敵わねぇよ。一体どんな修行してるんだ?」

「これか?リアルでは毎晩、漬け物石を殴り続けてた。そういえばシーピーに来てからは石殴りしてなかったな、思い出させてくれてサンキューな」

「石を殴るのが良いのか。ゴツゴツした岩を殴る方が良いのか?」

「いや、なるべく表面のツルツルした岩の方が良いぞ。じゃないと出血する」


そう言って始まりの街を出て、表面のツルツルした岩や石を探す。一時間も経っただろうか。ようやく四人はツルツルの岩を見つけ出した。


「就寝前に岩を叩くと良いんだ。もうこれ以上ゴツゴツした手の甲が嫌なら、話は別だけどね」

「ちゃんとやるよー!もっと強くなりたいもん」

「師匠、私もやりますよー」


「戦うときは基本的に、ナックルをつけているから拳の固さはあまり関係ないけど、いざというときの自信につながると思う」


そんなこんなで午前中はスパーリングと岩探しで時間を使った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ