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VR学園~c.p~  作者: 朔
第2章 吸血鬼編
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ユリとデート

第四の街へ着いて、ホッとしたのもつかの間。今夜の寝床を探さないという話になった。大きめの宿屋があったので、そこで良いかとさっさと泊まる準備をする。といっても名前を書いてお金を払うだけだが。


「ユリ、こっち。こっち」

「はい、はーい」

ジマがユリを呼び出した。目的はデート。


ジマもユリも未成年なのでお酒は呑めないが、おつまみを食べることくらいは良いだろうと居酒屋デートを企画したのだ。そのためにゲートをくぐって、始まりの街の繁華街へと来ていた。


一件目は個室の和風居酒屋。店内は暗く良いシュチュエーションだった。お通しで出された沢庵を食べながらメニューを見る。

「とりあえず冷奴が食べたいな」

「オッケー。じゃあ鰹のたたきもお願いしよう」


ジュースも頼んだ二人は、居酒屋にすっかり惚れ込んでしまった。

「こんなにムードが良いなら、また来たいよね」

「ああ、そうだな。また二人で来よう」

「うん。嬉しい」


「でも今度は、四人で行ける居酒屋も探さないとね」

「焼肉屋なんてどうだ?」

「うん、良いね」


「ユリ、好きだよ」

「私もジマが大好きだよ」

薄暗い個室で二人はキスをした。

「また、大人の階段登っちまったな」

「うん」

照れくさいのか、二人とも会話が短めだ。テーブル席で向かい合う二人は手を握ったり、足を絡めたり、イチャイチャしていた。


そこに新しく注文したジュースとおつまみが運ばれてくる。


イチャイチャするのを見られて、なんだか二人はとっても恥ずかしくなってしまい足早に暗い店内を後にした。


次に訪れたのは、焼き鳥屋だ。これはユリが焼き鳥好きなのを知っていた、ジマからのサプライズだった。

「私、焼き鳥好きなの!」

「おう。それは良かった」

内心ガッツポーズのジマである。この前食べたレッドバード、イエローバード、ブルーバードだったが、ユリと二人きりのため、新鮮な味に感じた。


私、ユリ。今日は彼氏のジマと一緒に居酒屋に来ています。和風な店は暗くて個室でムードがあります。そ、そこでなんと良い感じになった私達はキスをしてしまいました。とても照れて顔面真っ赤っかだったと思うけど、暗かったので多分バレてないと思う。その後も手を繋いでいたら、店員さんがジュースを持ってきてくれて、何て言うかあちゃー、バレちゃったかーという感じでした。


一旦席を立った時に、こんな時は化粧でもしたいなと思いました。ジマにもっと可愛く見て欲しいし、顔が赤くなってもバレないから。と言っても、お化粧なんて数えるほどしかしたこと無いんだけどね。


毎日キックボクシングの腕を磨くために練習、練習ばっかり。私の通っている高校は一芸に秀でた生徒が入学出来るから、お化粧なんてしたことない人の方が多そうだけど。


それで今は大好きな焼き鳥を食べています。ジマが選んでくれたお店です。いつも食べるときより美味しく感じます。


「焼き鳥旨かったな、テイクアウトでもしてリュウとナナにも食わせるか?」

「ううん、それより今度は食事に誘った方が、喜んでもらえると思うよ」

「そっか、それもそうだな」


今度は四人で焼肉屋へ、と決め焼き鳥屋を後にする二人。


そしてまた二人きりになったところでキスをした。月が高く登っている時間帯のことだった。

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