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VR学園~c.p~  作者: 朔
第2章 吸血鬼編
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ポーション自作

ログアウト不可になって三日目。


朝練を終え、ヨウのお店に向かっている途中だ。

「攻略組ってのは、どのくらい進んでるんだろうな?」

リュウの疑問にジマは、もっともだと感じた。装備も整えなくてはならないだろうし、闘技場に入り浸っているわけにもいかないだろうし、大変だろうなと考える。


そこでジマ逹は攻略組について調べることにした。主な方法は掲示板の閲覧、闘技場にいる人への聞き込み。掲示板は「攻略について」というスレが見つかったので軽く目を通す。どうやら第五の街まで進んでいるらしい。

「流石攻略組だな。もう折り返し地点まで進んでいるんだな」

リュウが感心している。


闘技場での聞き込みによると、ホワイトランスというパーティーが第一線を攻略中のようだと分かった。他にもレッドアイ、円卓の騎士などのパーティーがいるようだ。


「掲示板に攻略情報も載ってるぞ」

リュウの言うとおり、第五の街までの攻略方法が掲載されていた。どうやらわざわざ掲示板に掲載するだけを目的としたパーティーもあるようだ。そのパーティーも第五の街まで進んでいる。そして第五の街より先の攻略はどうも芳しくないようだ。


ヨウのお店に着くと、

「おはようございます。装備を取りに来ました」

とジマが一声かけた。

「おはようございます。もう出来上がっているので入ってきてもらって構いませんよ」

ヨウからも返事がある。

「お邪魔します」

四人は店内へと入る。すると奥から装備品を持ったヨウが現れた。

「どうぞ、こちらになります」


強化されたミスリルナックル 星5

ライオンの爪と牙で強化されている

攻撃力30%アップ


ライオンの鬣の防具 星5

ライオンの鬣と毛皮を織り込んだ防具

攻撃力30%アップ


それぞれ二種類の装備を受け取った。

「持っている毛皮に違いがありましたので、防具の方は多少効果が違うと思われます」

「ありがとうございます。嬉しいです」

ユリが代表してお礼を言う。

「こちらこそありがとうございます。おかげで生産能力が上がって、もっと高難易度の生産に取り組むことができます」


生産にも難易度はあるらしい。それならばと聞いてみることにした。

「実は俺達ポーションを自作しようと思っているんですが、いわゆる生産のコツみたいなものってありますか?」

「そうですね。私の場合は、タイミングと力加減でしょうか」

「なるほど。参考になります。ありがとうございます」

そうしてヨウのお店を後にする。


「ポーションを自作してみようと思うんだが、みんなはどうする?」

「俺もやる」

「私もー」

「師匠、私もお付き合いしますよ」

結局、みんなでポーションを作成することになった。薬草と水を混ぜ合わせると、

ポーション 星1

が出来た。問題はここからだ。

今度は同じ材料で、もっと丁寧に作ってみた。すると

ポーション 星2

なんと、驚くべきことにひとつ上のポーションが出来てしまったのだ。


さらに麻痺草や毒草も一緒に浸けてみたのだが、失敗すると

麻痺水 星1

相手を麻痺させる可能性10%

毒水 星1

相手を毒状態にさせる可能性10%

が出来た。


成功すると

ポーション 星3

が出来た。


「これは面白いですね、毒草や麻痺草がポーションの星を上げてくれるんですね」

「ああ、実に面白いな」

ナナの発言にジマも答える。


それならばと毒草と麻痺草を水に浸したものを丁寧に漬け込むと

毒麻痺水 星2

相手を毒または麻痺にする可能性20%

「うわー、自作ならではって感じ!」

ユリの言うとおりだ。自作ならではのポーションが作れることが分かった。それだけでも大きな収穫だ。


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