ポーション作成について
エリーゼのお店へ着く。
「さっきは災難だったね。大丈夫かい?」
「はい、お陰さまでなんともありません」
「もうあの人逹は無理な値段交渉に来ないだろうから安心してね」
「はい、ありがとうございます」
ジマとエリーゼがのんびり話す。
「それで今日は、ポーション以外に何か売っていないか身に来たんだ」
「それでしたらMPポーションなんていかがでしょう?」
「はいはーい!それってどんな効果なの?」
ユリが割って入る。
「簡単に言ってしまえば、MPの回服薬ですよ」
「シーピーにはMPの概念があったんだな」
リュウが驚くのも無理はない。MPとはマジックポイントの略称で、属性魔法を使っていてもMP切れを起こしたことがないからだ。
「エルフのお客様は、たまに買いに来られますよ。MPの回復だけでなく、底上げ、魔力増強微弱などもあります」
「底上げってことは、戦う前に飲むこともあるんですね」
ナナが相づちを打つ。
「他にも草関連は、ほとんど取り揃えています。それにポーション製造器も販売しております」
「はーい、草関連見せて下さい!」
「じゃあ俺は、ポーション製造器を見せてもらおうかな」
ユリとジマはそれぞれ見せてもらう物を決めた。「じゃあ俺も草関連を見よう」
「私は師匠に着いていきますよ」
リュウとナナも決まったようだ。
「こちらがポーション製造器です。一台10ゴールドになります」
「ほう。これがか」
「小さくて持ち運びに便利そうですね。まあ私達はインベントリがありますから、関係ないと言われれば関係ないですけど」
確かに、意外と小さくて、ハンドバッグくらいの大きさだ。
「これはどうやって使うの?」
「はい、材料となる薬草などを入れて、ボタンひとつでポーションが出来ます」
「なるほどねぇ」
一台10ゴールドなら安い。だが、ポーションは自作出来るのではないか?という疑問が湧いた。
「ねえ、エリーゼちゃん。もしかしてポーションはポーション製造器を使わなくとも自作出来たりするんじゃないかな?」
「はい、よく気付かれましたね。材料となる薬草などを集めれば、ポーションは自作出来ます。ただし失敗する可能性があります。でもそれ以上に高品質なポーションが作成出来ることもあります。」
「じゃあ、せっかく持ってきてもらって悪いんだけどポーション製造器は戻してもらえる?」
「はい、構いません。ポーションを自作されるなら応援しますよ」
「エリーゼちゃん、良い子ですね」
ナナが小声で話しかけてくる。
「ああ、そうだな」
ジマも小声で返す。
「そして品質の良いポーションが作れるようになったら、お店に納品しに来て下さい」
「おう。是非そうさせてくれ」
ユリとリュウは良い草をたくさん見つけたようで、ホクホク顔で帰って来た。
「エリーゼちゃん。この草全部買います!」
「はい、かしこまりました」
「随分な量じゃないか。お金少し出そうか?」
「あっ、それは全然気にしないで。闘技場でバッチリ稼いでるから」
そう言うとユリは10ゴールドもカウンターに置いた。
「頂戴致します」
「それでは、きっとまた来ますので」
「今日はサンキューな」
ナナとリュウが挨拶する。
「んで、そんなに買い込んで何するつもりだ?」
「どうせジマはポーション自作するだろうと思って、多めに買っただけだよ。あとこれ、麻痺草。みんなでかじって麻痺耐性をつけよう!」
みんなで麻痺草をかじって、麻痺状態になったのは言うまでもない。でもおかげで四人とも麻痺耐性をゲットするのだった。
今日はここら辺でと宿屋に泊まるのだった。




