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VR学園~c.p~  作者: 朔
第2章 吸血鬼編
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美味しいステーキ

次の日、ジマとユリが手をつないでいるのを見てナナがこういった。

「カップル成立ですか?」

「ああ、まあな」

「てへへ」

ユリは照れている。

「遅いくらいだぜ。もっと早く、付き合えばよかったのに。とりあえずおめでとう」

「本当におめでとうございます」

リュウとナナが祝福してくれる。


「とりあえず朝練しよう」

ジマの一言で四人は練習場へ向かう。パートナーは勿論ユリだ。


柔軟運動やらミット打ちやらサンドバッグを相手にしたり、スパーリングしたりしているとあっと言う間にお昼になっていた。


「昼飯食おうぜ」

リュウの言葉に賛同し、例の料理屋に行く。

「ライメイさん。また来ました」

「おっちゃん、今日はこれを料理して!」

ユリが見せたのは牛肉だ。

「あいよ、任された。けど買い取りはなしだぜ。なんたって牛肉の流通量は、供給の方が上回っているからな」


「んで、この牛肉どうするよ?」

「ステーキでお願いします」

「焼き加減は?」

「レアで!」

「同じくレアで」

「ミディアムでお願いします」

「ウェルダンで」

「あい。了解した」

ユリとジマは仲良くレアで、ナナはミディアムをリュウはウェルダンを注文した。


ジュウウウウウという肉の焼ける音に唾液が分泌される。空腹度はあっても実際にお腹が空くわけではないのだが、肉の焼ける音と香りは擬似的に空腹状態を作り上げていた。


「へい、お待ち!」

ステーキが四人分やってきた。程よい塩加減で味付けされている。


「旨い」

肉汁が染み出てきて、レアなのもあり柔らかな肉の食感を楽しむことが出来た。


「美味しいです」

「旨いな」

どうやら、ミディアムもウェルダンも美味しく焼き上がっていたようだ。


「次はヨウさんの店に行こう」

ジマが先導する。


「どうも、ヨウさん。買い取りと作成お願いできますか?」

「はい、丁度暇していたところです」

そうして、ミノタウロスの両手斧と他の皮を見せた。

「これは初めて見ました!」

ミノタウロスの両手斧を見て、驚きの声をあげる。

「それは買い取りでお願いします。どうせ使い道がないので」

「承りました」

すると、10ゴールド出てきた。

「こんなに、もらちゃって良いんですか?」

「ええ、順当な価格かと」


作成をお願いした分は、また明日という流れになった。ナックルは置いていって欲しいとのことで、ヨウさんに預かってもらった。

「ライオンの鬣に牙と爪ですか」

「ハイエナの皮もありますよー」

「大猿の毛皮と猿の毛皮も忘れないで下さい」

言うだけ言ったジマ逹はヨウの店を後にするのだった。


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