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VR学園~c.p~  作者: 朔
第1章 鬼編
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闘技場でバトル

先陣を切るのはこの男、リュウだ。リュウがそうそう負けるとは考えにくいが、念のため所持金の半額をベットする。相手はドワーフ。どうなることやら。


試合が始まるとお互い近づいて接近戦になった。ドワーフは爪を装備している。

「無駄、無駄ぁ!」

ドワーフの攻撃を片っ端から避けるリュウ。やはり動体視力が半端ない。軽めのジャブとアッパーで相手を膝間付かせるリュウ。これはもうリュウが勝ったようなものだろう。思った通り、試合は終始リュウ有利に進み、勝利となったのだった。


次はユリの試合だ。所持金の三分の一を賭けたジマ。最近は強者が多いから、そこまで大金を賭けられないというのが本音だ。相手は人。どういう戦いになるだろう?


試合相手を見て驚いた。力士じゃないか。これはユリ不利と見るべきだろう。

「頑張れユリ!気持ちで負けるな!」

出来ることは応援くらいなので、声を張り上げて応援する。

「そうだぞユリ、近づかせなければ勝機はあるぞ!」

リュウからもアドバイスが飛ぶ。


試合が始まる。

「ウォータースピア」

さっと後ろに飛んで、属性魔法で攻撃する。直撃してHPを削るが、力士の前に出るスピードは落ちない。

「ダークスピア」

またもや直撃。力士のスピードが少し落ちたか。ユリがローキックを打とうにも、力士が前傾姿勢なので打つことが出来ない。代わりにハイキックを繰り出して、こめかみにめり込ませる。力士のHPがぐんと減る。もう接近戦は避けようがないのでジャブとストレートを出すユリ。しかし力士に捕まってしまう。あれよと言う間に投げ飛ばされるユリ。五メートルは投げられただろうか。逆にそれが機転となって、属性魔法で攻撃するチャンスを得た。

「ウォーターボール」

「ダークボール」

もう少しでユリが勝てそうだ。突っ張りをしてきた力士に左のハイキックで答える。


なんと、ユリが勝ったのだ。捕まった時に馬乗りにされて、パウンドを決められていたら負けていたのはユリの方だっただろう。


最後の試合は俺だ。会場にいる人に聞こえるような大声で呼び掛ける。

「さっきエルフのクロキチに勝ったエルフ、一勝負やってみないか」

「良いでしょう、私の名はナナです」

帰って来た返事は女性の声だった。意外過ぎて返事をするのを忘れてしまったほどだ。

「ジマに全額賭けたからねー」

ユリの声が聞こえる。


喧騒の中、試合が始まった。とりあえずローキック。見事に決まりナナは顔をしかめる。痛覚がほとんどないとはいえ、左足が硬直したのに気付いたのだろう。喧嘩自慢相手には、ローキックで足を潰しつつ、カウンターを決めていけば良い。サウスポースタイルから繰り出されるローキックに相手も参っているようだ。急加速して殴りあいに持ち込んで来た。

「今のはダッシュか」

ファイヤーウイングで空中戦に持ち込んでも良かったが、折角なので殴りあいにお付き合いさせてもらう。ジマに何発かかすったが、致命傷にはならない。逆に肘打ちがナナの鼻に決まる。赤いエフェクトが大量に出る。ポーンと頭のなかで音がなった。今はそれに気を使っている場合ではないので、無視して殴りあいを続ける。ボディブローを決めると一瞬体が硬直する。それを見逃さず左右のフックを決めて試合は勝利に終わった。


「ナイスファイト!」

「お疲れさん」

ユリとリュウがねぎらいの言葉をかけてくる。

「いやぁ、懐がホッカホカだよぉ」

前にも似たようなこと聞いたがユリが喜んでいるならそれで良い。


「さっきはどうも」

エルフのナナが声をかけてきた。

「お疲れ」

と、軽く返すと

「弟子にしてくれませんか?」

衝撃の発言が待っていた。

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