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VR学園~c.p~  作者: 朔
第1章 鬼編
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エリーゼのお店

満腹になった三人は、回服薬を探すことにした。

「薬屋、薬屋っと」

「見つけたよ!入ってみよう」


こじんまりとした店だ。回服薬は望めないか、と落胆したのも、つかの間。美人な少女が出てくる。

「なにかお求めですか?」

「回服薬を探してるんだ。あるかい?」


この美少女、NPCだ。こんな小さな子がシーピーをやれるはずもないし、と考え込んでいると

「ポーションがあります。ただし等級によって値段が違います」

「そっか。効果と等級について教えて下さい」

「はい、まずは低品質のポーションです。等級は星1。回復微弱。かすり傷や低度の毒状態、低度の麻痺状態、軽い火傷などに効果があります。次に等級は星2。回復弱。浅い切り傷や低度の毒状態、低度の麻痺状態、火傷に効果があります。次は中品質のポーションです。等級は星3。回復中。切り傷や中度の毒状態、中度の麻痺状態、過度の火傷に効果があります」

そこまで言ってから一息いれて説明を続ける。

「等級は星4。回復強。深い切り傷や骨折、毒状態、麻痺状態、過度の火傷に効果があります。最後は高品質のポーションです。等級は星5。回復超強。切り落とされた手足や貫かれた傷も治します。猛毒状態、指一本動かせない麻痺状態、全身大火傷からも完治させます」


「さすがに星5は他とは違うな。今は必要ないけど」

「どれにしよっか?思いきって星4買っちゃう?」

リュウとユリに対してジマは

「提案なんだが、星4を各自一つ、星3を各自三つ、星2を各自五つ、星1を各自十個、購入するのはどうだろう?」

「なにか考えてあってのことなんだな?」

「ああ、毒耐性を取れると考えてのことと、万が一毒耐性が取れなかった時のための購入だ」

「了解」

「そうしよう」


「ご利用ありがとうございました」

「君、名前は何て言うの?」

「エリーゼです」

「エリーゼちゃんね。俺はジマ。よろしく頼む」

「あ、ズルい!私はユリ。よろしくエリーゼちゃん」

「俺はリュウ。よろしく」

「はい、ジマさん、ユリさん、リュウさん。今後ともよろしくお願いします」


エリーゼに別れを告げ、今は草むらで草を片っ端から食べている。毒草があるかもしれないからだ。

「みんなー。薬草見つけたよ!」

「どれどれ」

「分けてくれー」

「良いよん」


ほとんどは雑草だが、まれに薬草のようにメリットのある草や毒草のようなデメリットのある草が生えているようだ。

「毒草だ、見つけたぞ!」

ごくわずかに、体力が減っていく。体力が95%になったところで毒状態が解除された。

「次はポーションを使って試してみよう」

毒草を食べ、すぐに星1のポーションを飲む。毒状態はすぐに解除された。体力も100に戻っている。


体力は自然回復もするし、食事や睡眠でも回復するので、そこまで気にする必要はないのかもしれない。


また毒草を探しているとポーンと頭のなかで音がなった。スキル「鑑定の心得」と「草鑑定」の二つが習得されていた。すると薬草、雑草、毒草を見分けることが出来るようになっていた。


「鑑定スキルを習得したぞ!」

ジマがそう言うと

「私も鑑定の心得ゲットしたよー!」

とユリから元気な声が飛んで来る。

「むむむ」

リュウはまだである。


リュウの分の毒草を残しつつ食べていく。薬草を食べると毒草と中和されることに気付いた。


「そろそろロックスネークの毒に挑戦するか」

「良いねぇ。お供しますよ、お兄さん」

ユリが茶化してくる。


まずはロックスネークの毒を、指先につけてみる。毒草と同じくらいの効果だった。次は量を増やして腕にかけてみる。するとさっきとは違い、15%程体力を減らされてしまった。


「いよいよロックスネークの毒を飲む時が来たな」

「御武運を・・・というか私も飲むよ?」

ゴクリとロックスネークの毒を飲むと、結構な勢いで体力が減っていく。これにはたまらず、星3のポーションを使った。ポーンと頭のなかで音がなり、「毒耐性」をゲットしたのだった。


その頃リュウは「鑑定の心得」と「草鑑定」を習得したのだった。後は、ジマやユリと同じようにロックスネークの毒を試し、「毒耐性」を習得したのだった。


そしてそれぞれ眠りについたのだった。

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