リュウとユリを助けに
シーピーにログインすると、まずユリとリュウに
「今、どこにいる?大丈夫か?」
とフレンドチャットを送った。
すると
「馬鹿、なんでログインしてきたの!?」
とユリからお叱りのチャットが入った。
「心配だったんだ、デスゲームになってないんだから、そう怒るなって」
「とりあえず始まりの街の大木の所にいるから、迎えに来て」
ユリとのチャットが終わると、今度はリュウからのチャットが入った。
「どうしてログインしてきた?まあ、気持ちは分からんでもないが」
「すまん。どうしても心配だったんだ。今ユリと始まりの街の大木の所で待ち合わせしてるから、リュウも一緒に来てくれないか?」
「了解だ。すぐに向かう」
始まりの街の大木の所には、もう既にユリとリュウが揃っていた。
「馬鹿、馬鹿!こんな時に男気なんて見せなくて良いのに!」
「すまんって。でもユリやリュウのことを放っておけるはずないだろ?」
「それはそうだけど」
すると横からリュウが
「ログインしちまったもんは仕方ねー、取り敢えずパーティーでも組むか?」
と提案してきた。
二人とも賛成し、三人パーティーが結成された。
「ところで、こっちでの仕様の変わったことってあるか?」
「そうだな。まず食材だが、収集する必要が出てきた。今まで通り、何でもかんでも食材が溢れてくるわけではないらしい」
「次にモンスターの種類が増えたこと。これはヤマ、ヘイゲン、ミズウミからモンスターの種類が増えると言うことらしい」
「最後に武器、防具の大切さが上がったな。武器、防具にプラス値がつけられるようになり、更には属性魔法をエンチャント出来るようになった。以上こんなもんだったぞ。」
色々と仕様が変わったのは分かった。だからこそ、こちらも情報提供しなければならないと感じた。
「リアルの方では、病気の人がより長い時間生存するためにハッキングされたらしい。実際にリアルでの五分間がシーピーでの一日まで加速されるらしい。それももうすぐの話だ」
「誰か助けようとしてくれている人はいるのかな?」
「それなら、更にハッキングを試みている集団と、プロの格闘家が参入を表明している所だったぞ」
「良かった。見放されてはいなかったんだね」
多少ユリに笑顔が戻る。
「リュウはミスリルのナックル持ってるか?」
「いや、持ってない。素手だ」
「じゃあまずは、ミスリルゴーレム狩りからだな」
「だね!」
こうして第二の街に行った俺たちは、ミスリルゴーレムを倒しミスリルをゲットした。
「ちょっと待ってくれよ」
と一言入れてからジマは、ヨウにフレンドチャットを送る。
「今こんな状況だけど、ログインしてますか?」
「うん。運悪くログアウト不可になってます」
「これから二人分のミスリルナックルを作って欲しいんです。お願い出来ますか?」
「はい大丈夫です。じゃあお待ちしています」
「さあ二人とも店に出向こうか」




