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それで
「それで、お主らなんの話をしにきたんだっけかの。」
日もどっぷりと暮れた頃、思い出したように村長が口を開いた。
「「「「「あっ。」」」」」
オレたち全員ハモリスト。
村長を質問責めにしてすっかり忘れていたよ。
「手加減の仕方を教えてもらいにきたんでした。」
「そのうち自然に覚えるじゃろ。」
W
「手加減のやり方なんぞ教えようがないぞ?」
「…………。」
そうだよね。それ以外にないよね。
「何しに呼ばれたんだ。」
「手加減うんぬんはともかく、ルッシェが遊びに来たい奴らがいると言っていたからのぅ。」
「…それもそうですね。」
「見るもんもなかったじゃろ。」
素直にうんとは言えず黙るが、その沈黙こそが答えだ。
「…仕方ない、暗くなったし今日は帰るか。」
「帰りの転移はまかそっ!」
任せてとばかりにフミエが手を上げる。
さっき教えて貰ったばかりだけど大丈夫か?
行きますっといってフミエが転移呪文を唱える。
「では師匠お休みなさい。」
「まぁいいが、気をつけてな。」
シュンと魔力の残滓を残し五人が消える。
「…寝るかのぅ。」
村長は無言で寝室へ向かう、理不尽な事からふて寝をするために。




