↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
57/63

未来探偵ミツオ(麗しのクーマ その55)

 ミスターグリーンの怒りが再燃していた。

「取り戻したら今度はエネルギー増幅装置を搭載したこいつがすり替わっていた」

 きょとんとしたクーマが真剣な表情のクーマを不思議そうにのぞき込む。

 エリーが核心を確認したい欲求に負けて口を挟む。

「結局、あなたここで何をするつもり」

 ミスターグリーンは待ってましたとばかり一呼吸おいた。そして存在欲求を満たす快楽をはやく得ようとしていた。

「星を入れ替える」

 エリー、博士、クーマでさえも戦慄をおぼえる一言だった。

「惑星グリーンと地球をまるごといれかえる。地表にいる生物がどうなるかは知らない」

 エリーがミスターグリーンが言い終わる前に前方に跳ねる。右、左と攪乱する。何とか自分の拳が届く範囲にまで跳ねたい。エリーは祈るように行動する。当然、跳ねる直前には光学迷彩を発動し、姿を消している。

 グリーンは一ミリの動揺もなかった。伸ばした腕をほんの少し動かしただけだ。

 地面に打ち付けられる音だけが室内にこだまする。

 姿は見えないが、ゆれる景色が事実を表していた。エリーは大の字で床に固定されている。

「こいつは重力をあやつるのか」

 エリーは瞬時に理解した。

 そして同時にバッドチューン博士も床に打ち倒されていた。

 本物のクーマだけが呆然とその様子を見ている。

「ということでクーマ君、君にはこのエネルギー体を増幅してもらう使命がある。どうぞこちらに来てもらおうか」

「いやだ」

 クーマはどうしていいかわからかい、そう返答するのが精一杯だった。

「そうか」

 ミスターグリーンがつぶやいた直後、床に寝ころぶ二人から悲鳴が上がる。

 クーマはますます混乱したが、そのとき、電子会議室にエリーが入室し、クーマに指示を出した。

挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。