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未来探偵ミツオ(麗しのクーマ その54)

 エリーは緑色の男がどんな攻撃をするのかは想像もつかなかった。しかし弾丸を打ち出すような攻撃ではないのであれば何とかなるかもしれないと思った。

 ミスターグリーンが手を下に開いたまままっすぐと腕を差し出した。エリーと博士への攻撃態勢がととのった。ミスターグリーンは絶対の自信からかゆったりと話を続ける。

「俺は地球人ではない。外宇宙からの逃走犯だ」

 ミスターグリーンの言葉に二人は驚いた。たしかにエリーがミスターグリーンのことを調べた情報には、ある時期以降の情報はなかった。

「緑に輝く惑星グリーン。故郷の星を俺たちはそう呼ぶ。俺には地球で暮らせないことは無かったが、ちくちくとした頭痛がやむことがない」

 バッドチューン博士の表情が曇りだした。想像の先にいやな可能性が見えたに違いない。

「惑星グリーンで、俺は犯罪を繰り返していた。惑星グリーンでの犯罪のペナルティは惑星を周回する衛星への幽閉だった。捕らわれる気配を察知した俺は、惑星グリーンでも貴重で厳重なセキュリティーでも守られていたエネルギー体を盗み出し、外宇宙へ打ち出した。直後に俺も同じ方向へと逃げ出した訳だ」

「あなたエネルギー体を見失ったのね」

 バッドチューン博士が自身の仮説を証明するかのように質問をした。

「そうだ。エネルギー体を盗んだ理由は、惑星グリーンの奴らへの復讐だ。ジャン親分が先に見つけやがった」

 ミスターグリーンは悔しそうにつぶやく。

挿絵(By みてみん)

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