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未来探偵ミツオ(麗しのクーマ その45)

 ミツオは考えを巡らせる。

「あんた船を持っているって言ったな。それを借りようか」

 ジャン親分が一瞬顔をしかめた後、あきらめの表情をうかべた。

「しかたない。命あってのものだねだ。何でもあんたの言うとおりにする」

 ミツオは自分のタバコに火を付けた。

「そうか。なら、もう一つ望んでもいいか」

「なんだ」

「クーマの権利が一本化できたと聞いた」

「そうだ。正式に会社を創設して権利関係はすべてクリアになった」

「その会社の代表を及び権利の保有者をサブにしろ」

「サブとは、バーのマスターのサブか」

「そうだ。あいつがクーマを描いたんだろう」

「分かった」

 ジャン親分は、さらにがっくりとしたように床に延びた。

 そこからのミツオの行動は早かった。

 まずジャン親分に手下を召集させ、親分本人の口から事情を説明させた。全面協力の確約を得ることに成功した。

 親分から船の保管場所を聞き、自分も移動する。

 その間にエリーを呼び寄せる。

 親分の船をエリーに運転させるつもりだ。彼女にできないことはない。

挿絵(By みてみん)

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