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未来探偵ミツオ(麗しのクーマ その3)
助手席のサブは嬉しそうに話し出す。ジャンの事をいじるのは二人の共通の話題としてすごく盛り上がるのだ。
「ジャンは最近、さらに事業を拡大させました」
「あの清掃会社かい」
「そうです。何でも消す男と呼ばれる理由の事業です」
ミツオは吸い殻をあさり、まだ吸えそうな煙草を探しながら聞いている。長い煙草を見つけたミツオは嬉しそうに火を点けてサブに言う。
「とりあえず目の前から消すタイプの清掃だっただろう。さらに推し進めるとどうなる」
サブは得意げに返答する。
「宇宙です」
ミツオはハンドル操作を誤るいきおいで声にならない声がもれる。
「今まではこそっといろいろな所に埋めていましたが、いよいよ宇宙への定期便を構築しました。なんでも宇宙のチリとして高速に近い速さで投棄することが可能となる事業です」
「合法かい?」
「いえ、はてしなく合法に近い非合法です。これでさらに何でも目の前から消し去ることができるようになりました」
ミツオは苦笑いするしかなかった。




