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未来探偵ミツオ(麗しのクーマ その24)
サブはハンドルを操作している。ビーグルの外観は擬似的に水道工事の外観を投影している。ビーグルのボディ外側には極小のライトが敷き詰められている。データ入力によってボディを好きな色に変更できる仕様なのだ。その機能を利用して、今は水道工事の業者を装っている。ナンバープレートも偽装した。
サブは自分の行動を考えていた。ジャン親分と山本親分の両方にケンカを売ろうとしている。でもサブには、ジャン親分からクーマを取り返すにはバッド・チューン博士の力が必要だと直感していた。なし崩し的に山本親分にもケンカを売ると腹を決めた。クーマを奪われた怒りはそれでも収まらない。
「そろそろつきます」
バン型の車両は音も無く空中を飛来している。その後部にエリーはいた。光学迷彩モード中のエリーの体には背景が投影され、肉眼では分からない。
「厳重なセキュリティとは言え、扱うのは素人の手下。このモードで十分侵入できる」
「本当ですか。なんとか業者を装って、手下の気をひきますけれど、エリーさんが心配です」
「大丈夫。まかせて」
サブの不安をくんだエリーは空元気をみせた。




