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未来探偵ミツオ(麗しのクーマ その22)
ミツオは帽子のつばを深くかむり、マスクを上に上げた。配達員風のつなぎを着込んだミツオの手には少し大きめの荷物を両手で抱えている。 インターホンを鳴らす。
「なんだ」
ぶっきらぼうで野太い男の声がスピーカーから鳴る。
「お荷物です」
「そうか、ならそこに入れろ。屋内には自動で入れるから」
「壊れ物ですから丁寧にあつかってくださいね」
「変なことをいう奴だ。わかった」
器状の箱の枠がゆっくりと点滅したいる。おそらくここに入れろという意味なのだろう。ミツオは腰を落として荷物を床に着地させた。
「気をつけろよ」
ミツオは荷物に声をかける。
ミツオは立ち上がり、その場を去る。
子分の言うとおり、荷物は室内に引き込まれていく。
荷物の中にはクーマが寝そべっていた。僕は置物、僕は置物そう念じて手足に力をこめている。平行に移動した後、持ち上がる感覚がクーマには感じる。そして机の上に置かれた。
「どこから何が来た」
「まあ、いつものあれでしょう。クーマの新作ですよ。送り主の住所が製作所ですから」
「そうか、開封して、その辺のクーマだまりに置いておけばいいだろう。俺にはまったく違いが分からない。お前やっとけ」
「へい、わかりました」
子分達の会話をクーマは聞いていたが、わりと簡単に侵入できそうだとクーマは思った。




