20/22
未来探偵ミツオ(麗しのクーマ その20)
ミツオ達はもめていた。
クーマの提案で、クーマの生みの親バッドチューン博士に助けを求める案を検討していた。
ちょうどその時にバッドチューン博士からクーマ宛てに緊急連絡が入った。
「博士が拉致されました!」
クーマが声を荒げた。
ミツオとエリーは話について行けない。
「誰に」
かろうじてミツオはクーマに問いかけた。しかしクーマはうつむき、無言で首を振るだけだ。
でもクーマは何かを思いついたように声のトーンが一段上がった。そしてミツオに提言する。
「でも、グリーンもバッドチューン博士もどこにいるのかは僕、分かります」
エリーが前のめり気味に両手を机についてミツオに言う。
「じゃあ、どっちがどっちに行きますか」
「まさか、もう行くって決めたのか」
ミツオはエリーのやる気に困惑気味だ。
「当たり前じゃあないですか」
ミツオは背筋に薄ら寒いものを感じるが、腹をくくることにした。
「分かった」
そう一言ミツオが言ったのとほぼ同時に声がした。
「僕も手伝います」
いつの間にか現れたサブがそう言った。




