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未来探偵ミツオ(麗しのクーマ その15)
今夜山本達が急襲しているのにはある理由があった。たれ込みがあったのだ。
「ジャンをゆするグリーンが親分に捕まった」
山本にはピンときた。山本も以前グリーンから脅された経験があったからだ。山本はグリーンを捕まえる事は出来なかった。金を払い、賞金首としてグリーンを追いかけていた。ただ、一つ情報を得ていた。
(やつは脅しのネタをロボットに仕込む)
山本にとって、ジャン親分は同業者。しかもジャンの方が自分よりもいつも一枚上手だった。
いつかやってやる。
山本の思考の端にはいつもジャンがいた。
だしぬく機会をうかがっていた山本には絶好のチャンスだ。ロボット作成を手がけた人物の情報をおぼろげながら入手した山本はすぐ行動に移した。
ガセでもなんでもいい、とりあえず拉致すると決めていた。
ロックが程なくして開いた。真っ先に山本が足を踏み入れる。
つま先の感覚に違和感を感じたが遅かった。不審者捕獲テグスが飛び出す気配を察知した。山本の反応速度は人間のそれではない。生まれつきなのか、人為的なものなのかは誰も知らない。ただ、事実として高速で打ち出されたネットをよけた。部下の一人がネットに絡め取られた。
山本は舌打ちをして駆け出す。
侵入を相手に知られたからだ。




