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未来探偵ミツオ(麗しのクーマ その13)
ミツオの目の前にできたての目玉焼きとブラックコーヒーが並ぶ。とにかく自分でくんできたコップの水を飲み干したあと、食事と格闘する。
「読み込んだ情報から何か分かった事はあるか」
ミツオはエリーに聞く。ミツオの反応を観察しているクーマにおいしいよと愛想を振ることも忘れない。
「グリーンは生きています。生体反応の送信元はやはり、ジャンのところからです」
「どうする?」
二日酔いのミツオには何のアイデアも浮かばない。エリーとミツオの間にはいやな沈黙が支配する。その静寂を破ったのはクーマだった。
「僕にいいアイデアがあります」
ミツオとエリーはクーマを見た。
「ドクターに相談してみましょう」 ミツオは目玉焼きを一気にかきこみ口いっぱいにほうばる。
「ドクターって誰なの」
クーマは自信たっぷりなそぶりだ。
「僕を作った先生です」
「そのドクターがどうして協力してくれると思うんだ」
ミツオはコーヒーで口の中の物を流し込んだ後クーマに聞く。
「ジャンに恨みがあるのです。だからクリーンにも協力しましたし、僕も作ってくれました」




