結婚
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これは短いので、2話アップロードいたします。
精霊王たちが去った後、レベッカはティモシーに
「ティモシー様、精霊王様って、話しやすくて良い方でしょ?」
「そうだな。レベッカ、いや、ベッキーの言ったとおり、心がほっと暖かくなった。」
「お父様たちに報告する前に、私、この前ティモシー様にご相談した件の答えがさっき出たように思いますので、少しだけ話してもよろしいですか?」
「ああ、どうすることにした?」
「さっき精霊王様が私は人々を癒やすために力を尽くすとおっしゃったのを聞いて、私、しばらく植物のことを勉強しようと思います。そして、まずはティモシー様とうちの領地の農作物の豊饒に努力しようかと思います。勉強はたぶん図書館に通ったりして本から勉強できると思います。いかがでしょう?」
「そうだな、それはとてもいい考えだと思う。豊饒になれば飢えるものもなくなり、心に余裕ができる。」
「それでは、この報告のあとで、それもお父様に報告しますね。ティモシー様はこれからどうなさいますか?」
「俺は、実はさっき精霊王様と話していて、国の守りよりも、領地に戻って、まずは領地を富ませたいと思うようになった。領地の産業を振興し、学校を増やし、病院も増やす。つまり人材を作り出す。優れた人材は国を富ませるし、愚かな戦争などをしようと思わなくなるからな。」
「なるほど。私達、やっぱりちゃんと導いていただいてるんですね。」
「そうだな。手始めにホートン領とクロフォード領からいこう。」
「たぶんアーロン様の領地も参加なさると思います。アーロン様もご嫡男なんです。」
「だんだん増やしていくとよいな。」
「はい。」
レベッカは安心したのか、とても良い笑顔を浮かべた。
それから2人は父たちの待つ部屋に戻った。
精霊王と話したこと、ティモシーが別の精霊王から祝福を受けたことなどを細かく説明し、その後で2人の今後の計画を話した。
父たちは驚き、いたく感心し、そして若い二人に精一杯の助力をすることを約束した。
それから3ヶ月。
レベッカは園芸店を円満退職し、以後3ヶ月の間農業や林業、ハーブなどを学んだ。ティモシーは領地の経営により一層真剣に取り組み、クロフォード卿は近くティモシーに家督を譲る準備をはじめた。
オードリーはレベッカを嫁に出す準備で忙しい。この忙しさは、楽しみでもある。ウェディングドレスはレベッカの希望により、オードリーのものを手直ししたものだ。ホートン卿はレベッカを嫁に出したら、早晩引退し、家督をバーナードに譲ることにし、その準備で忙しい。バーナードも魔術師団の仕事と領地の仕事の引き継ぎで、家でもちゃらんぽらんを装う余裕のない生活をしている。王都の邸はバーナードとアーロンが住むことになり、ホートン卿はオードリーと領地に暮らし、バーナードの領地経営を助けることにしている。
きょうは結婚式の日。
母のウエディングドレスを着たレベッカは、キラキラと輝いて、皆その美しさに息を呑んだ。
ティモシーもレベッカの美しさに見惚れたが、なんとか結婚の誓いもし、無事に夫婦となった。
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