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SSS  作者: 如月ゆう
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『決意の朝』&『手紙よりもその口から』

☆ お題: 文中に『覗く』を入れて【解って欲しい】をイメージした作品



 私の気になる人は目が死んでいる。

 何があったのか詳しくは知らない。

 噂によれば、大切な人に裏切られたとか……。


 けれど、それが私を避ける理由だとは認めない。

 私は私、絶対に彼を裏切りはしないから。

 今日こそ、それを解らせてやる!


 水桶に映る自分の姿を覗く。

 冷たい水を顔に打ち付け、自身に発破をかけた。



 ― ― ― ― ― ― ― ―


☆ お題: 文中に『手紙』を入れて【不満】をイメージした作品



 いつもの癖でポストを覗くと、私宛てに手紙が届いていた。

 裏を見るも、差出人は書いていない。


 部屋に戻ると、ベッドに横たわり封を開けてみる。

 中にあったのはラブレター。

 私への愛がこれでもかと綴られており、顔から火が出そうだ。


 そうして読み進めていくと、最後にはアイツの名前で締めくくられていた。


 読み終えた手紙を丁寧に畳むと、机の上に置く。

 窓を覗くとすぐ隣に建つ、腐れ縁の部屋が見えた。


「まったく、こういうのは口で言えよ。……意気地無し」


 窓枠に頬杖をつくと、私はそっと悪態をついた。

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