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SSS  作者: 如月ゆう
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『ずっとこのまま』&『止まらない想い』

☆ お題: 文中に『音もなく』を入れて【気持ちいい】をイメージした作品



 心地よい気候。

 暖かな陽だまり。

 パタンと本を閉じる音がした。


「あれ、もう読書はおしまい?」


 膝枕をしながら、僕は彼女の髪をサラサラと撫でる。


「んー、これが気持ちいいから」


 猫のように目を細め、甘えた声を出す。

 そんな僕たちの間を、音もなく風が吹いていく。


 穏やかな一日だった。



 ― ― ― ― ― ― ― ―


☆ お題: 文中に『せめて』を入れて【知りたくない】をイメージした作品



 私は彼に恋をしている。

 けれども、それは叶わない夢物語。


 だから、出来ることならば知りたくはなかった。


 私の名を愛おしく叫ぶ、彼の言葉など……。


 だけど、知ってしまってはもう止められない。

 女は恋に生きる、残酷な生き物。

 せめて一片だけでも、この思いを届けたい。


 ――たとえその先に滅びがあると知っていても。

読んでいただきありがとうございます。

また、明後日会いましょう!

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