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『桃色の嫉妬』&『闇の先に見る未来』
☆ お題: 文中に『桜』を入れて【構って欲しい】をイメージした作品
春になる度に私は思う。
桜を見上げて、こう思うのだ。
――やっぱり桜は散り際が美しい。
あの儚さは私に似ている。
お花見はいつも満開時。
命の灯火が薄れゆく瞬間を、多くの人は見向きもしない。
けれども、それは憧れの裏返し。
咲き誇る姿が、ただ羨ましかっただけ。
私もあの木のように、誰かに認められたかった。
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☆ お題: 文中に『夜空』を入れて【不安】をイメージした作品
歩き疲れた俺は、大地に寝そべる。
雄大な星空――なんてものはなく、ただただ暗い夜空が広がっているだけだった。
周囲を見渡すが何もない。
正確には何かの残骸や壊れた建築物があるのだが、物と数えるには違う気がする。
だから、ここには何もない。
俺もそう遠くない未来、あんな風になるのだろう。
目の前の闇がそう主張している気がした。
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