350:サブシナリオ
サブシナリオクリアのために奔走中。
ワールド案件はちょっと休憩中。まだ時間ありそうなんで
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「へへ・・・姐さんの紹介だ・・・言い値で買ってやるぜ・・・へへ」
「助かるよ。この素材を頼む」
「へへ・・・いい品物だな・・・へへ」
レイレイに紹介してもらった闇商人の元を訪れ、調合した毒を売りさばき、ついでに塔で手に入れた素材も一部買取に出した。
「旦那がよければ・・・その龍も買うぜ?・・・へへ」
「悪いな。コイツは俺の従者なんだ」
「へへ・・・そうかい・・・子龍は高く売れるんだけどな・・・へへ」
「キュルァ」
テシテシ叩かなくても売らないから安心しなさい。
――――◇――――
「デデデスゥゥゥ!!?」
「なにその即死魔法みたいな驚き方」
「アールさんこの素材本当に私に売ってくれるですぅか!!?」
「おう」
次にやってきたのはエロロのお店。レイレイ調査によると、塔の中にいたトカゲモンスターの素材を現在エロロが求めていたらしい。
「買うです!! 全部買わせてもらうですぅ!!」
「マジ? 相場知らんけど結構いい値段するんじゃない?」
「マインリザード亜種の素材! しかも裂爆鱗まであるならこれは絶対買いですぅ!! 50万D出すですっ!!」
そう言ってどさっとテーブルの上に現ナマを取り出したエロロ。こいつも金持ってるなぁ。
「全く・・・アール貴方いつの間に黒の巨塔なんて行ったのよ」
「おっすアルメリア。つい五時間くらい前に帰ってきたところだよ」
「この時期によくやるわね貴方。あら? その子龍は?」
「俺の新しい従者で『刻録龍』の『バンデ』だ」
「キュルァ」
「知らない種族ね・・・アプデで追加された新モンスターって所かしら?」
「その子の素材って無いですぅか!!?」
「今のところないな。ってか知ってる限り『刻録龍』ってコイツしかいないし」
「ならお願いですぅ!! 鱗とか爪とかかけらでもいいので落ちたら売って欲しいですぅ!! どんなものでも最低100万Dは出すですぅ!! 前金に60万D出してもいいですぅ!!」
さらに追加でドサッと現ナマ追加のエロロ。このブルジョアジーめ。とりあえず前金云々は置いといて都合がつけば連絡するということで話は纏まった。と言うかアルメリアが纏めてくれた。
それとエロロは少し金銭感覚がおかしいらしい。欲しいものには糸目をつけないので犯罪レベルの金額をサラッと出してしまうらしい。本人曰く一般ピーポーらしいけど絶対違うと断言できる。
――――◇――――
「これなんだけど」
「これはまた・・・すごい素材ですね」
今度は帝都、そしてここは城内部にある騎士団の武装を制作、改修、新調する加工場。街で言う所の鍛冶屋である。残っている素材全てを担いでやってきたのだ。
グルドールに話をつけてもらい、こうして素材の売り込みにやってきた。最終的な値段を決めるのは財務関係のトップである帝国の宰相がやるのだが、とりあえずはここで品定めをしてもらう。
買い取っても加工出来なければ宝の持ち腐れになってしまうし。
「どの素材も見たことはないですがどれもトンデモない力を秘めています。特にこれは禍々しい力を感じます。おそらく剣聖様が使う武器と同じように、未知の力を宿す武器となるでしょう。本当によろしいので?」
やっぱり闇蛸素材は真化武器の素材になるか。なら尚更下手な相手には売れないし、帝国騎士団の武器を作ってる人になら安心して渡せるだろう。
「構いません。どうでしょうか?」
「えぇ、ぜひ買わせていただきたい。私も師匠と同じく鍛冶師の道を生きる者。こんな数奇な出会いを見逃すわけにはいきません」
「師匠・・・ですか?」
「えぇ、といっても私がしつこく訪ねて仕事を見させてもらって勝手に覚えただけなので師匠、ガンテツさんには弟子とも思われてなかったでしょうけどね」
「・・・」
「そんな顔を為さらないでください。私は貴方を恨んではいません。しかしそうですね。もしも貴方様の気が収まらないと言うならば、ガンテツさんの剣を大切にしてあげてください」
「えぇ、勿論です」
こんな所でガンテツさんの知り合いと出会った。そして闇蛸の素材を受け取った若い鍛冶師は亡き師と同じように真化武器をいつか作り出すだろう。
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サブシナリオ『老人のペンダント』:進行中
クリア条件:老人が持つペンダントを購入する。
購入金額:1,000,000D
現在:896,081D
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順調順調。あれだけの借金がなくなり、あとは11万ほどあれば無事に目標金額達成である。長いようであっという間だったけど無事になんとかなりそうでほっとしたよ。
それと、やはり龍種の従者というのはチーザーもそうだがかなり希少らしく、ディア&バンデを見る人全員に視線を向けられることになった。ある人はもの欲しげに。ある人は敵意をむき出しにした視線で。ある人は『あ、またなんかクリアしたなこの人』的な目で。
別に見せつけたい訳じゃないよ? ただバンデもディアの上が気に入ったのかこうしてのんびりしてるのだ。仕方ない。
「よーしアール! あとはこの先にいる行商人にスノーディグの毛皮で多分完済&目標達成だよ。ついでにサブシナリオもクリア扱いになるからポーチの拡張も出来るし一石二鳥だね」
「サンキューレイレイ。マジで助かった」
人で溢れる帝都の街をレイレイに手を繋ぎ、引かれながら歩いている現在。俗に言うお礼デートと言う奴だ。リークと様々な交渉の元手に入れた権利(俺は当然しらない)らしく、こうしてウキウキして二人で歩く。
「アタシもアールと久しぶりにデートだからすっごく嬉しいよ。最近複数人とばっかり出歩いてたから本当に嬉しい」
惚れ惚れするほどの笑顔でレイレイが俺の横まで距離をつけて腕を絡めてくる。恋人繋ぎのまま腕を取られたので右手は完全にレイレイの思うがままである。
相変わらず女の子の体は柔らかいですごちそうさまです。ゲーム内でもここまで再現してくれるエクスゼウス素晴らしい。
なんか普通に最低な奴の発言っぽいなこれ。
「でも今回のシナリオもなかなかだったよね。普通は倒せばクリアなのがあのタイプの定石なのに、まさか倒さないことがトゥルーエンドの条件なんて」
「実際俺もあの超加速空間に行かなかったら倒してたと思うぞ? ホントたまたまだって」
あの時『ズイカク』の能力を使っていなかったら。あの空間に飛ばされた直後に闇龍と出会っていたら、子龍姿ではなく、あの成体の姿で攻撃をされていれば。俺だって間違いなく倒していた。
けど長い時間一人でいて、バンデに会って、敵意があったけどまるで無くて。そんな複数の偶然が重なった結果がこうなっただけだ。普通に隠し要素だったと思う。
「そのたまたまを引き寄せるアールの運命力すごいよね」
「運命力て」
「実際そうじゃない? まるでエクスゼウスのゲームの為に生まれてきたみたいじゃないアールって」
「そんなことないと思うけどな?」
「前人未到のリアルハードクリア者が何を言っても意味ないですよーだ」
「ひでぇや」
「キュルァ?(特別翻訳:もやす?)」
『ヨヨヨ(特別翻訳:燃やさないでいいよ)』
「え? なにその黒い火の粉?」
ポフっと上に黒い火の粉を吹いたらしいバンデ。あいにく頭の上にいるので黒い火の粉を吹いた瞬間は見られないのである。あ、火の粉降ってきた。確かに黒いな。触ってみるけど熱くはないな。まぁ火の粉だし。
「うっそ・・・アールその火の粉やばい。レベルアップした『UtS:アークメモリー』で見てみたけど触れただけで火傷のスリップダメージと固定ダメージ200が60秒間入るっぽい」
「・・・見なかったことにしよう」
「うん」
俺にダメージも状態異常もなかったから多分敵味方識別できるぞこの黒い火の粉。小さくなっても生まれ変わっても闇龍の力は失っていなかったわけか。
「戦うことにならなくて良かったって今実感したんだけど俺」
「奇遇だねアール。アタシも」
全ステータス実質不明のΩ表記。何が起こるかわからないけど、とりあえず言えるのは本当に戦わなくてよかった。
「おやおや、また会ったねお前さん」
そんなことを考えてたら出会ったぜこの借金公開した爺さんに。しかもまた以前のように建物と建物の間に身を潜めるようにいやがった。
デートしてたら爺さんに出会ったのです。
感想お待ちしています。




