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349:闇龍改め

闇龍の従者化成功。強敵をマリアーデが瞬殺。

じゃぁ次は?



最近忙しくて修正も感想返しも出来ていませんでした。申し訳ありません。



無事に黒の巨塔に起こっていた異常状態を解決した俺たち。正確には闇龍が怨念を蓄えまくった結果、復活しようとしてただけなんだけどさ。



『ヨヨヨ』



「キュルァ」



見てみてこの光景。頭にペターンとくっつくディアの上に寝転がってる元闇龍の可愛らしさよ。ディアが上手いことやってくれてるみたいで、頭が重く感じることはないので、率直に申しまして最高です。



ディアと仲良くしてるみたいでよかったよかった。



「しかし・・・この大人しそうな龍があの闇龍の生まれ変わりだとは。世界とは不思議なものだ」



無事に異変も解決したため、俺たちはGXに案内されて小屋まで戻ってきていた。そしてGXは子龍となった闇龍がディアと戯れている様子を見て驚きつつも、どこか嬉しそうだった。



「GXさん嬉しそうだね」



「む? 顔に出ていたかい? だがそうだね。俺では封印しか出来なかった相手だ。当然、思うところはある。しかし怒りや恨み、悲しみばかりでは私達は前に進めない。だから優しさを人は持っている。その優しさで世界を救えるのさ。私も人であった頃はそんな夢のような英雄に憧れたものでね。こうして実際に憧れた英雄のような所業を見せてもらったんだ。嬉しくて、優しい気持ちにもなってしまうよ」



饒舌にルークに話すGX。そっか。なんか英雄って感じがする見た目と言動だけど、GXもそういう者に憧れていたこともあったんだな。



GXが闇龍に手を伸ばし、優しく頭を撫ぜると、元闇龍は気持ちよさそうに喉を鳴らしていた。本当にいい人だなGX。



「そういえばGXさん。質問いい?」



「なんだろうか?」



「さっきアタシ立ちが聞いた話では、貴方は闇龍を封印して、蘇るたびに戦う為にここにいるんでしょ? その闇龍がこうなったけど貴方はどうなるの?」



レイレイの言葉を聞いて俺も、他の皆も思い出した。GXがここにいる理由は闇龍を蘇らせないように封印し続けること。しかしその封印対象である闇龍はこうして俺の従者となってしまった。



存在意義を失ったGXはまさか。



「ふ、君たちが考えているような選択はしないよ。確かに私はこの黒の巨塔で闇龍を封印するために魂を捧げた。しかし、今ではこの塔にやってくる未来の英雄諸君と戦い、その成長を見ることが俺の新しい生きがいになっているんだ。それに闇龍はいなくなっても『闇龍の眷属達』『オクタアムスデキム』は何度でも蘇ってくる。だから俺の戦いはまだまだ続くのさ」



「そっか。良かったよ。アタシ達が闇龍を持って行っちゃうからもうここにいる意味はないとか言って消えちゃうのかなって思ったから」



「ハハハッ! すまないな! だが俺はここで世界を見届けるさ! それが俺という英雄がする英雄譚なんだ!」



かっこいいなぁ畜生。やっぱり元ネタはおそらく特撮ヒーローなだけあって発言が一々かっこいいよ。



「なぁGXさん。俺からもひとついいか?」



「なんだろうか?」



「俺たちここに出現するモンスターにも用事あるんだが、すぐに塔を再挑戦することってできるか?」



そういえばそうだった。マー坊が言うまで俺もすっかり忘れてた。『シルバリオンゴレム』の素材を持って帰るんだった。と言うかそもそもここに来た理由がシナリオもあるけど、借金返済のために資金集めだったんだ。



マー坊が詳しい話をすると、GXは頷き、少し考える仕草を見せた。やっぱりすぐには難しいんだろうか。



「よしわかった! ならば今回は君たちに助けれられたこともある! 私からできる最大限の感謝とお礼として『シルバリオンゴレム』だけを集めた特殊な階層を作り出そう!」



GXさんマジ神なのでは?





――――◇――――





やってきたのはニルスフィアの占いの館。俺とマリアーデの二人だけだ。他のメンツは休憩してたり、手に入った情報まとめたり、またあちこちぶらつきに出たりしている。



「おかえりーアール君! GXさんから話は聞いてるよ? 本当にお疲れ様!」



「お疲れ様です。それでディアちゃんの上に乗っかっているのが話に聞いた闇龍ですね」



「そうだよ。それからプラレアはいこれ。頼まれていた『シルバリオンゴレム』の素材だ」



その量なんと60個。いやぁありがたい事に『シルバリオンゴレム』祭りで楽しかったぜ。見た目通りめちゃくちゃ硬いし、リーク達の魔法攻撃状態異常が完全に無効化されたし、バフデバフを気が付くと消されてたりで素晴らしい相手だった。



リークたちにとってはタコ以上に強敵だったと言わしめたほどだ。俺とマー坊は物理に物を言わせて戦うからそうでもなかったけどな。



と言うかゴーレム系のモンスターと俺相性最高だし。月光流最強。他にもいろいろ素材を手に入れたので、レイレイ経由で高額取引をしてくれる人たちも教えてもらった。その分借金増えたけど仕方ない。



その情報を持ってこのあとは各地を回って換金作業だ。レイレイ曰く素材の流通量も考えれば今回だけで500万Dは硬いと言われている。あっさりと目標金額が達成できそうだ。



「おぉ! こんないいのかい!? しかもかなり上質だ! いいゴーレムが作れそうだよ! ありがとう!」





――――◇――――

サブシナリオ『占い姉妹からのお願い。プラレア編』:達成

クリア条件《銀結晶『60/30』》:必要数の二倍の納品を確認。

――――◇――――





「それじゃぁこの依頼の報酬として私から改めて君にその『双子星』装備をプレゼントしよう! あとかなりの量をもらったからオマケでアクセサリーもプレゼント。ってことで解決するかな?」



「私の依頼も無事に終えてくれましたし、大丈夫だとは思いますけど、どうですか?」



「愛弟子、確認せよ。余にも見せるのだぞ?」



「わかってるって。えっとどれどれ・・・」





――――◇――――

サブシナリオ『老人のペンダント』:進行中

クリア条件:老人が持つペンダントを購入する。

購入金額:1,000,000D

現在:-306,081D

――――◇――――





「やったぜマリアーデ!!」



「うむ!! よくやったぞ愛弟子!」



拳を突き合わせて無事減額されたこの感激を分かち合う。これなら素材全部手放さなくても目標金額行くんじゃねぇのか?



と言うかプレシアプラレア姉妹にしていた金額がえげつなかったんだなマジで。一気に250万D分返済されたぜ。やっぱりこの装備一式初期から手に入れていい物じゃなかったんだな。



大事にしよう。



「所でアール君。その龍の名前はなんていうのかな?」



「それなんだけど、実は占いでこいつを見てやって欲しいんだ。名前を決めるなら今回は色々考えて決めたいんだよ」



ある意味、前世からの付き合いがあるわけだし、もしかしたら闇龍って呼ばれる前には名前があった可能性もある。そこから少し名前をもらうのもありだろう?



「OK! じゃぁそうだね。お姉ちゃん任せるよ」



「分かりました。アールさんも私でいいですか?」



「そこは二人に任せるよ。二人共信じられる人だからさ」



「ふふん! そう言われると嫌な気はしないね。よっしゃアール君! 私がその子龍ちゃんの名前を決めたらプレゼントを送ろうじゃないか! なぁに、これはお祝いさ」



「ふふ、プラレアってばそう言って埋もれてる装備が外に出せるの嬉しいんですよ?」



そんな雑談をしつつ、プレシアが水晶と向かい合い、正面に俺が子龍を抱き抱えて座る。ゆっくりと水晶に手を掲げると、いつもながら美しい光を発して水晶が輝き出す。



「アールさん。私の手を握ってください」



「はい」



水晶に掲げたてを取ると、水晶の光が変わる。それから少しすると光はゆっくりと落ち着き、やがて消えていった。



「巨大な龍が見えました。とても大きな龍です。足だけでこの大陸を踏みつぶせるほどの巨大な龍。炎を司り、多くの翼を持つ龍でした。恐ろしい龍ですが、同時に何かを求めるように悲しい声で泣いていました」



「キュルァ」



「そうか・・・ありがとうプレシア。それを聞いて名前をいま決めたよ」



「聞かせてもらえますか?」



厨学生特有の知識がある人ならば知ってる人も少なくないだろう。大陸を踏みつぶせるほどの巨体。そして炎を司る。さらに翼とくれば当てはまる存在がいる。



『メタトロン』と『サンダルフォン』と呼ばれる天使だ。全身が炎で包まれているとか、その大きさは巨大だとか色々な話がある。俺が知ってる知識としてはそれくらいだけど、天使の部分を龍に置き換えれば、この龍は元々人間だった可能性まで出てきた。



それはいいとして、元となった存在がわかったんだ。それから名前を拝借しよう。メタトロンは記録の天使、サンダルフォンは祈りの天使との呼ばれる存在。記録を刻む存在。



こいつはこれから自分の新しい命っていう記録を紡いでいく。なら。



「この龍の種族は『刻録龍』。そしてお前の名前は『バンデ』だ。どうだ?」



「キュルァ」





――――◇――――

・『従者:漆黒の子龍』が『従者:刻録龍―バンデ―』となりました。

――――◇――――





「ちょっと小洒落すぎたか?」



「そんなことはないぞ? 余の考えた『エアフォルクグランツミニュートゥルゲベート』よりもわかりやすくて良いではないか」



「私の『シュバリー』よりもかっこいいです」



マリアーデは名前長すぎだって。あとシュバリーもいいな。けど『バンデ』本人もこの名前が気に入ったみたいでテシテシと抱き抱える腕を叩いていた。


闇龍に名前を付けました。闇龍だとなんか違うということで新たに『刻録龍』と名付け、名前を『バンデ』としました。バンデは気に入った模様。


裏設定。

闇龍戦、実は選択肢がありまして、

BADルート『アールが闇龍に会えず五年以上その場から動かなくなる』

通常ルート『アールが闇龍に遭遇後、介錯をする』

トゥルーエンド『アールが闇龍と過ごし、最後の瞬間を看取る』


BADだと、条件達成後に塔が崩壊して闇龍が世界に開放されてワールドイベント開始。闇龍超絶強化されているので下手すると国を保てなくなるほどの被害を受けます。当然重要キャラだろうと誰であろうとプレイヤー以外は容赦なく死にます。


通常だと闇龍のステータス弱体化状態で『闇龍(自我消滅)』戦闘が始まります。勝利すると闇龍の素材が手に入り、闇龍の魂は再度塔に封印されます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 刻録龍バンデ、いい名前ですね。 バンデの意味を調べたらドイツ語で『絆』という意味があるんですね。 アールをはじめとするいろんな人たちと交流して成長していくのが楽しみです。 テシテシ叩く姿が…
[一言] 今回はトゥルーでいいのかな?
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