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284:帰還した星降る夜から再開

前話にでお願いした感想を皆さんがたくさんくれたこと、本当にありがとうございます!一言でもスゴく嬉しかったです!また感想くれると嬉しいです。


黒アイちゃん人気でビックリしました。やっぱり敵キャラが味方になり、ツンデレ化するのはドストライクなんですね皆さん。


今後の黒アイちゃんの出し方を検討せねば...



「「「「・・・・・っ!!???」」」」



「本当に綺麗な星空ですね」



「うむ。綺麗じゃのぅ」



「だなぁ・・・」



時間軸的にはイベント開始前の流星群を見上げていた時。丁度一番星のように輝く星を見つけた直後だ。



元の場所、元の時間に戻る感覚すらないらしく、俺以外の四人は皆、”いきなり”何が起きたのか分からず周囲をキョロキョロを見渡し、自分の装備状況を確認し始める。



「のう師匠、あの星なんじゃが、よく見れば弓矢に見えんかの?」



「そうか?」



「あの星とあの星を繋げて行けば見えるのじゃ」



「うーん・・・ごめんわからん」



「アール君そういうのは想像力を働かせるのが楽しいんですよ? ちなみに私は鎌に見えてます」



「風情とか以前に物騒なのじゃ!!?」



俺もそう思う。よりにもよって鎌って。頭の中武人なんじゃないのk・・・



「ごめんコヨミ。謝るから脇腹摘むのヤメテ」



「・・・」



「師匠。そろそろ変なことを考えるのはやめた方が良いのではないか? ま・・・まぁ妾にならばどれほど考えても良いのじゃが・・・」



「サラッと『自分は許容の大きい女』アピールするのやめてくれませんか? 切りますよ?」



「事実じゃろう?」



「はいはいそのへんで止めとけって。せっかくいい夜空なんだし」



「「元々師匠(アール君)のせいじゃろ!!!」



「おっおう・・・すまん」



「ちょっ!!? 師匠師匠!!」



ようやく復活してきたルークが割と大きな声で距離を詰めて腕をくいくいと引いてきた。可愛い動作なのに、表情が切羽詰ている。



「どうしたよルーク? 急に慌て始めてよ」



「いやだってさっきまであんな事あってそれでえとあのさ・・!!?」



「落ち着けよ。深呼吸してみ?」



「スー・・・ハー・・・スー・・・ハー」



「そのまましばらく続けとけ」



「アールじゃぁ私が代わりに聞くね? ”どこに”いたの?」



深呼吸を繰り返すルークに代わり、リークが訪ねてきた。コイツに関してはあっちで会った時察してはいたけど、Xさんとは”そういう約束”があるから理解してくれると助かる。



「無情無慈悲悪鬼羅刹無限組手をひたすらやってただけだぜ?」



嘘は言っていない。実際さっきまでそうだったし。ちなみに今の時間はっと・・・一分くらいしか経っていないな。多分こっちに戻ってきた時は多分二秒くらいだとは思うけど。



「・・・まぁそういうことにしておくね」



「いやいや、あの祠に出てきたの確実にあーむぐっ!?」



「メス猫空気読みなさい。これだからメス猫はメス猫なのよ」



「っっっ!!?!??!」



なんかギュウギュウ締まってるけど、涼しい顔してレイレイの身体から酸素を奪っていく。クリティカルでしっかり入っているから振りほどけてないし、街中でしかも建家内なので武器を装備していない。



これ放置したら死ぬ奴だよな。



「そろそろ離してやれよ?」



「・・・チッ」



「っケホッケホッ・・!! この女狐ぇ・・・!!!」



「お前ら元気すぎんだろ。俺心臓グッさりやられて参ってるのに」



そんな元気な二人を尻目にボソリと呟くゴリラ。そう言えばGさんにモツ抜き喰らって噴水してたなコイツ。心臓抜かれて死ぬのは痛いよな。わかるよその感覚。



ちなみにルークはというと、とりあえず納得したのか、はたまた”そういうもの”だと理解したのか大人しかった。



「ねぇ師匠。とりあえずさっきまでの話なんだけどさ? あれってクリアしたことになってるの?」



「知らん」



知ってるけどな。ともかく後は運営の皆さんにお任せする。そこ、無責任とか言うんじゃない。そのへんの塩梅は俺よりずっと理解してる人たちに任せるほうがきれいに纏まるでしょうが。



「そんなことは後にして、とりあえずこの流星群大人しく見てようぜ。リークもレイレイも一旦やめようぜ? な?」



「「アールが言うなら仕方ないね(なぁ)」」



「・・・お前がこっち側ならもっと統率取れてたよなぁ・・・」



それは仕方ない。






――――◇――――





それから数日。特に大きな事が起こることはなかった。精々掲示板が荒れに荒れていたくらいだろうか。



『鬼畜すぎる』

『いきなり過ぎて困る』

『説明不足が過ぎる』

『難易度エゲツナイ』

『再戦はよ(_ ・A・)_バンッ』

『もう一回チャンスください!!』

『次は負けない!!・・・・多分』

『魔剣聖はズルい』

『アールさん返して!! 俺たちのアールさんを返してぇ!!』

『運営の本気と本音を見た』

『痛いのは嫌だ。修正してもう一回実施して欲しい』




などなど、予想できた苦情や鬱憤、再戦にかける熱意が多数あり、中には運営に物申しに行くと名乗りを上げた勇気(?)あるプレイヤーもいたとかいないとか。



あと、少々変わったこともある。いや、変わったというよりは、増えたというべきなんだけど。



「あと素振り3000回一時間で終わらせる気持ちでがんばれー」



エーテリアにてほぼ毎日行われているギンとコヨミによる修行。最初こそかなりの人数がいたが、やはり日に日にその数は減り、現在は約100人程度が集まるこじんまりとした修行となっていた。



まぁ減った原因に俺がルークと全く同じことを要求した結果なんだけどな。やっぱりゲームで疲れたくない、面倒なことを延々としたくないのだろう。残っている約100人は根気強い人間で、地味な事も平然と熟せる努力家ということだと思っている。



そんな彼らに対して、俺もたまーに顔を出してムチャクチャを押しつけに行っているのだが、ここ最近はほぼ毎日顔を出している。



「ミラファ、体が硬い。もっと柔軟に動かせ、100回追加」



「ヒィィィ!!?」



「ヴァンレイ、振り下ろす高さが低い。もう少し高く。200追加で」



「えぐいなぁ!!?」



「もやs・・じゃなくてルシオン。トロい。200追加+休憩時間10分短縮」



「ちょっと待たないかな!!? 僕に対してえげつなくない!!? しかももやしってチーザーさん以外に初めて言われたよ!!?」



「モヤシざまぁwww」



「チーザー追加300」



「テンめェ!!?」



人数が増えた。しかも直談判で『お願いします来てください』と言い出す人も出てくる始末。どうせルークの稽古も見てやるついでなので、最近は街の海岸でやることが多い。



まぁルークの稽古がない日も駆り出されるけど。



「全員結構余裕そうだし連帯責任で+500回やってみようか」



「「「「「鬼か貴様ァ!!?」」」」」



「口より身体動かせアホども」



「あ、そのセリフ、ヤってる時に言われたいかも。アール限定にだけど」



「リーク+1500、ルークは振り下ろしから斬り払い追加で」



「はーい」



「サラッと僕の課題増やすよね師匠!!? やるけどさぁ!!?」



つい先日運営から教えてもらったが、生存時間が長かった参加者ほど隠しステータス的『学習能力』に手を加えているらしい。あくまでもゲーム中だけではあるけど。



そのためまさに『戦うごとに強くなる』を現在進行形で実施中とのこと。ちょっとズルい。なので皆の戦闘能力がステータスだけでは測ることが出来なくなっているのだ。それに関しては良きかな良きかな。



そんな感じで二時間経過。集まった人数約300人。そのほぼ全員が地面にナメクジのように突っ伏していた。



実は運営、学習能力の他にも色々補正しているようで、『修行・稽古』といった能力アップ技能を獲得する行動の際、身体疲労をゲーム内の通常よりも3倍に増やし、感覚としてある疲労感もアップさせたらしい。



なので覚えは良くなるが疲労感がやばいという感じになるのである。これは俺には適応されていないとのこと。曰く『それを君に実装したらゲーム崩壊するのが目に見えてるからね。ごめんなさい』だってさ。


修羅量産計画とりあえず成功

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― 新着の感想 ―
[一言] 結局ステータスキャラクリ以外で一切振り分けない内にステータスが意味なさなくなってますねぇ...
[一言] 黒アイちゃんは好きなキャラではあるんですが、 個人的にはツンデレ属性ではなく、 『ポンコツ属性』って感じがしています。 力があるが、精神的にAIちゃんを元にしているので、 感情が未熟とい…
[一言] 修羅かぁ アールってどのあたりかな…(´・ω・`) 修羅は超えてそう
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