182:燃え尽きた結果
自爆したアールですがさてさて。注意:ラブコメ(?)注意報
発売30日前カウントダウン始まったぜ。何がとは言いませんがね。
「し・・・アール師匠? 大丈夫?」
「ア・・・アハハァ・・・・・・」
「師匠大丈夫なのじゃ!! 皆この程度のことでは師匠のことを嫌いにはならないのじゃ!!」
「ほげぇぇ・・・」
「そうだよアール!! だから気をしっかり持とう!! いつものカッコイイアールに戻ろうよ!! アタシは今の状態でも好きだけどサ?」
「ほごげぇ〜・・・」
「だめだこれ。完全に魂抜けてらぁ。こうなるアールも珍しいな」
「馬鹿なこと言ってないでゴリラもアールのこと元に戻すの手伝って。それとメス猫。私の彼氏に手を出すな」
「まぁ自業自得ですね」
「コヨミってかなりS寄りだよね・・・」
アールは完全に魂抜けちゃった。フラフラしていたので取り敢えず捕まえて膝枕してみたけど効果なし。だめだこれ完全に燃え尽きちゃってるよ。
まぁその・・・原因は私たちにあったわけだし。でもその・・・いい思いができたのも事実だからそのうん。なんだろうにやけちゃいそうになるんだよね。
実際私もメス猫もギンもコヨミも気が抜けちゃうとニヤケそうだし、ルークのガキんちょも頭撫でられて嬉しそうだし、ゴリラはアールの珍しい姿を見て面白がってるし。
『ラッキーストライク』の面々には取り敢えず一時間後に改めて来て欲しい事と、拡散しないように口止めしたから取り敢えず大丈夫。それまでにアールを元に戻さないと。
でも私たちだって恥ずかしかったわけだし少しは反省して欲しいんだからね。たまにはこんな感じでまたアールからキスして欲しいとは思うけど。普通に考えれば浮気一歩手前だから折檻案件だけど、今回は大目に見てあげる。
少し前にセカンドパートナー云々の話題がニュースか何かになってたけど、性行為とか、キスとか本来のパートナーの合意無しでする時点で完全に浮気だからね?その点だけは反省してください。今回に限り多分キス以外では収まりつかない状態だったとは自覚してるけど・・・
というかそもそも!!
「ゴリラとガキんちょが元々の原因でしょうがっ!!」
「ひどいっ!!?」
「いやどっちかというとアールの自爆では?」
「うっさい!!」
あぁもう! 何かイライラしてきた!!
「クランマスター代理権限よ!! アンタら全員ここに書いてある素材集めてきなさい!!」
「「「「「えぇ〜・・・・・」」」」」
「というかサブマスター俺・・・・」
ムカつくからとりあえずこいつら全員に素材集めさせてやるわ。アールが欲しがってた素材もあるし、典型的ではあるけど物で釣ってアールを復活させるのよ。
あとサブマスターとかそんなもの知らないワ。一応前に話し合った時にアールとゴリラと話してクランマスター代理の権限はもらってるから問題なし!! 一応サブマスターであるゴリラの承認込の場合に限るけどね!!
「まぁいっか。んじゃ手分けして素材集め行くとするか」
「えぇ〜・・・なんでゴリラは女狐の側に立つのよ? 納得いかないんだけど?」
「妾はマー坊が認めるのなら構わぬのじゃ。ルーク、一緒に来い。ついでに稽古もつけてやろう」
「別にギンに修行見て貰わなくてもいいんだけど・・・まぁ素材集めに関してはいいけどさ」
「物で釣るのも立派な手段ですからね。ではレイレイ、私と一緒に行きませんか?」
「ちぇ〜・・・女狐にアール独占されるのは納得いかない・・・アンタ変なことするんじゃないわよ?」
「いいから黙っていけメス猫。あ、店の看板closedにしといてよ?」
「言われなくてもしていくわよ」
文句垂れながらも全員追っ払うように素材集めに行かせる事に成功した。うん。少しだけモヤモヤが取れた。
「ところでアール? いつまで魂抜けた”フリ”してるの?」
「・・・・・・フリじゃねぇし・・・マジで自分の行動を猛省してるんだよ・・・」
実は少し前から回復してたのは知ってた。けど好きなようにさせてたんだ。恥ずかしいことしたのはわかっていたし。
「それで? 猛省した結果どうするの?」
「人の前でデコだろうがどこだろうがキスは二度としない」
「チッ」
「おいこら。舌打ちすんじゃないよ」
アールからしてくれたかなり貴重なキスだったのにもうしないとかガッカリだよ。でも多分切羽詰ったり何かきっかけがあればアールからまたしてくれそうだけど。
「なぁリーク?」
「なに?」
「そろそろ手を退けてくれない?」
「ヤダ」
現在の状態はさっきと変わらずアールが仰向けの膝枕状態で、私がアールの頭を若干抑えるように撫ぜている。
人間、力が抜けていた時に少しの力で抑えられると動けなくなるアレである。しかも膝枕はアールにとっては未だに弱点。最近はされた瞬間に寝落ちすることはないけど、それでもされるがままだし。こういう時くらい独占したっていいじゃない。
「・・・・・・よかったね?」
何がとは言わない。でも、アールも気づいているみたいで少しだけ顔を崩して微笑んでいた。
「・・・今更だな」
「今更だからだよ。彼氏の精神状況の管理も私の大事な使命だから」
「普通の彼女は精神状況の管理なんてしねぇよ」
「まぁ私は普通じゃないからセーフ」
「普通にアウトだよ。一般論的に見ても束縛強いからな?」
「他人に対するキスを、挨拶とはいえ恋人以外の女に対してすることを日本人で許している時点で緩いと思うけど?」
「その点に関してはその通りだけど、それ以外の束縛が強いんだって。ゴリラと先進めるのくらいで嫉妬すんじゃないよ」
「だって・・・私も一緒に行きたかったんだから」
アールが初めて行く場所には私が一緒に居たいんだ。知らないところで知らない間に、知り合い作ったり再会したりするのは嫌。全部私が見てる前でして欲しい。
そうじゃないとアールと私の敵なのか、はたまた私の敵なのか見分けられないし。宣戦布告してくるなら別にいいけど、宣戦布告も無しでカッ攫おうとする輩がいないとは言い切れないし。
PKどもにも最近いい感じの獲物認定されてるし、その筆頭レイエルとは何故か仲良くなってるのがムカつく。確かにアイツの対人スキルに関しては私も一目置いてるけど、それにしたってムカつく。
捕まえようとしてもアイツ、私を危険人物扱いしてるから絶対に近づいてこないし。そのくせにアールがいるなら近づいてくるとかなんなのよ全く。
「いたいいたい。髪の毛毟ろうとしないでくんない?」
「あ・・・ごめんね? つい思い出しイライラしたの」
「俺に関することか?」
「それ以外にあると思う?」
「なら仕方ねぇか。甘んじて受けるよ」
「そういう所だよアール? 嬉しいけど身内に甘すぎ」
「身から出た錆だしな」
「もぅ・・・気をつけてよね」
とかいいつつ、嬉しいと感じているから私もアールに弱いんだよね。それから駆り出した五人が戻ってくるまで、アールとゆっくりした時間を過ごしていた。
――――◇――――
「んで?復活したアールさんよ?」
「なんだねマー坊? 質問かね?」
「どういう状態?」
「うにゃ〜」
「「グギギギィィ・・・・・・!!!!」」
立場が変わり、今度は俺がリークに膝枕をしている状態だ。よほど気に入ったのかスリスリと頬ずりをしたり、甘える様に抱きついてきたりしている。
そんな状態の時に皆が揃って戻ってきたわけだからなんというか混乱している。レイレイは何時も通りの反応だし、混じってギンも同じように悔しそうに苦虫を潰したような顔をしている。
ちなみに俺の左手はリークにガッチリとホールドされており、手から伝わるお胸様の柔らかい感覚が凄まじく天国です。ゲームでの胸の再現率やばたにえん。触りなれているというか、触らせられ慣れているので、”そういう時”じゃない限り狼狽したり、興奮することはないけど、普通の時だって嬉しいものは嬉しい。
「恋人同士のイチャつき現場だな」
「うっわはっきり言いやがった。普通に考えたらクラン崩壊現場になりかねないんだが?」
「というかこれも想定内だろ?俺らのいつもどおりだし」
「まぁな」
「イヤイヤゴリラさん!? これが普通って相当だと思うんだけど!?」
「いいかルーク? お前がアールにくっついてきた場所はこういう所なんだよ。慣れろ」
「うにゃらにゃ〜・・・」
「ぐぎぎぎぃ!!!! アール!終わったらアタシも膝枕してね!!」
「・・・いっそこの状態で切り裂くのも・・・ジュルリ」
ここから更に一時間ほど色々あって。その後に今度こそルークの為のボス戦に繰り出した俺たちなのであった。
たまにはイチャイチャさせますよ。
次回予告風のような何か・・・?
とあるスレ&アンケートより抜粋
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『全体的にボスが弱いと思います。一部から〇〇道場とか呼ばれてるのが気に入らないです。ボスなんだからそういうことをする場所じゃないと思うので修正してください』
『一部の強い奴らが見せつけるようにボスを即死させるので修正してください』
『ボスのレベルが弱すぎて萎えるので修正してください』
『ボスの思考AIが脆弱すぎて面白くないです』
『イベントでのボス瞬殺はおかしいと思います。本当に適切な運営をしているんですか?』
『新しく始めたアールってプレイヤーは絶対にチートとか使ってます。BANしてください』
『一部プレイヤーにばかり媚を売っているのが気に入らない。個別シナリオとかやめろ』
『もっと簡単にレベル挙げられるようしろカス。上位陣ばっかりが楽しんでておもんない』
『運営無能』
『イベントなのにボス7体しかいないのはクソ。しかも上位陣とチーターがほぼ独占とかクソゲー』
『エクストラ限定で公式チートとか糞運営のすることはマジでクソ無能』
『前作もクソだったのに今作もクソとかクソゲー会社エクソゼウソですね。クズのゴミ箱』
『もっと全プレイヤーに平等にして欲しい。レベルが上のやつばっかりがいい思いするのはクソゲーの始まり。簡単に皆がレベル挙げられる仕組み作れ』
『俺にも個別シナリオ作れやゴミ運営。俺の方があのチート野郎よりもゲーム時間長いんだぞ。頭沸いてんじゃねーの?』
『そもそもアールとかいうチーターがいること自体がこのゲームの汚点。アカBANはよ』
『アールとかいうイキリトの親戚マジでうぜぇ。ゲームでマジになるのだせぇわ』
『俺らほどこのゲーム愛してる奴はいないのに放置するとか運営はマジでわかってねぇわ』
『自己満足オ〇ニーしてて面白いゲームになると思ってるんですか? ゲームを分かっていないんですか?』
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オーケイ。お望み通りにしてやろう。感謝しろよ?
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次回、久しぶりの戦闘回(予定)




