106:VS銀翼百足
この二人どうやって苦手なモンスター倒したんだろう?
なので今回は完全にお荷物状態
それから、設定集の更新&新規入稿を三つほどしました。よろしければどうぞ。
あと、後書きも読んでください
「今回援護に回るからマー坊とルーク戦闘よろしく」
「はぁ!!?バカ師匠なにいって・・・・あ、うん察した」
サンドイッチするように絶対に離れないと言わんばかりにしがみつく二人を見てルークは半分諦めたように首を縦に振ってくれた。悪いな。こうなるとこいつら絶対に離れないから。
「ギルファーは俺の直衛頼む。動けないから分身使って盾になってくれ」
『貴様ナチュラルにド外道だな』
とか言いつつ分身出してるギルファーである。
「おっしゃぁ!!それじゃぁ行ってくる!!付いてこいよ少年!!」
「少年って言うなゴリラマン!!僕はルークって名前があるんだから!!」
二人が己の武器を手に取り走り出す。地面に降りたムカデも迎え撃つように長い体をくねらせて突撃していく。
「『星読み』開始、彼の者の元へと集え」
星読みの対象をルークに、運良く防御と素早さに補正がかかったらしく、目に見えてルークの動きが変わる。本人も一瞬驚いていたが直ぐに状況判断を済ませて再度動き出す。
もう一度『星読み』を発動させて今度はマー坊へ、上がったのはHPと幸運。こっちは外れたがまぁHPが上がったのでよしとしよう。
大きく武器を振るうマー坊の一撃を、器用に体を曲げて躱す百足。だが躱した先に陣取ったルークの一太刀が足を切り裂き、ダメージを与えた。
だがムカデにとっては痛みではないようで、まるで傷など受けていないような態度のまま動き出し、お返しとばかりに足を針のようにルークへ向けて迫らせる。
「『彗星』よ。その力を我が友の元へ」
ルークの体を光のベールが覆い、迫る足をまるで衝撃吸収材のように優しく受け止めた。
「ルーク!!思いっきりぶった斬れ!!」
「『神斬雲雀』ぃぃぃぃいい!!!!!」
フルスイングで振るわれたルークの刀。全反撃の効果を受けてその一閃はムカデの胴体の一部を切り落とす。
『ギヂヂヂヂ』
全体の2割を切り落とされて、流石にやばいと判断したようで、不快音をこれでもかと言うくらいに靡かせて空へと上がったムカデ。遠距離攻撃を持っていたら面倒だけど、そうでなければ攻撃のタイミングはあるはずだ。
「「hごいあjsvl;bhpdgじおwsjWPf・!!?R?F?F??F!?!?!?!?!?」」
バグってる二人が動ければすぐにでも叩き落とせるんだけど、虫特有の羽撃く音と、くねくねとした動きが、二人の思考回路を使用不能にしている。
さらに言えばしがみつかれているので『初月雀』などの抜刀術も精度は落ちる。
無論使えないわけではないけど、下手に攻撃すればターゲットにされて嬲られる可能性だってある。そのための肉盾もといギルファーではあるけど、させないのが一番いい。それにだ。
「『星読み』開始。我が友の元へ迎え」
「ナイスタイミング!!」
上がったのは命中率と攻撃力。マー坊がこれを想定していなかったわけがない。いつの間にか取り出していた巨大な弓。矢は絶対にそれ矢じゃないと言い切れるこれまた巨大な槍を構えていた。
「ジョブ『覇戦将』の力見せたるぜ!!!堕ちろ羽虫!!『覇矢』!!」
おそらく専用スキルと思われる一矢が放たれた。真っ直ぐに進み、矢はそのまま羽撃く羽を貫いた。
片羽に巨大な穴があいたムカデはバランスを取ることが叶わずそのまま墜落してきた。その真下には刀を鞘に収めた状態で待ち構えるルークの姿。
「『星読み』開始、『彗星』の加護と共にその力を我が友へ授けよ」
再びルークへ星読みのバフと彗星の全反撃効果を付与しておく。上がったのは命中率と攻撃力。当たりいいなルーク。一度感じ取った感覚ゆえに今度は反応することなく、正面で刀を持つ。
「行くぞォォ!!!!」
大きく飛び上がり落ちてくるムカデを迎え撃つルーク。対するムカデもそうはいかないと、しっぽ側を鞭のようにしならせてルークへ向けて叩きつける。
「天匠流抜刀術『鏡雀』!!!」
攻撃力・素早さ・命中率上昇&全反撃状態で放たれた鏡雀。教え始めてまだ数日だが、ルークは既に形だけは出来上がっている。そこにバフによる強化と動きの補正がかかれば不完全ではあるが、実戦レベルの鏡雀にはなりえる。
放たれた一閃はムカデの尻尾側の胴体を中央から切り裂き、その断面から体液と臓器らしき光の物体がボタボタと落ちながら、落下していく。その痛みからムカデも体をくねらせながら激痛に襲われて、受け身を取ることなく地面へと叩きつけられた。
数秒遅れで地面に足をつけたルークは、ムカデ目掛けて接近するマー坊に続くように走り出す。
痛みで苦しむムカデは接近に気づかないまま二人を羽根へと容易にたどり着かせてしまった。
「俺左やるからそっち任せるぞ!!」
「命令しないで!!」
マー坊の方天戟とルークの刀が悶え苦しむムカデに追い打ちを掛けるように、その羽根を切り落としていく。
ここに来てようやく接近に気づいたムカデが、損傷した尻尾を再び鞭のように振り回し攻撃するが、既に二人は攻撃範囲から離脱しており、俺がいる初期位置へと戻ってきていた。
羽根を失い、ただのムカデに成り果てた悲しいボスモンスター。
追い詰められて怒ったみたいで体を地面に這いずらせながらこちらに向かって突撃してくるムカデ。
だが突如、ムカデが胴体を地面に擦りつけながらその勢いを落としていく。
正確には這いずっていたのだが、胴体で地面を滑るようにしながら止まったという方が正しい。
先程も言ったが、”羽根を失いただのムカデ”になったのだ。”羽根さえ無ければただの虫”である。
羽根虫は苦手だが、虫は平気な彼女が再起動する条件は整ったのである。
「奥義『戦光麗撃』弐型」
ムカデの足は全てへし折られるようにグチャグチャに曲がり、胴体にはいくつもの凹みが出来上がっている。
ムカデの後ろで停止したレイレイの手にはいつの間にかトンファーが握られており、その先からが光の体液がポタポタと落ちている。
這いずってきたムカデの方を向いたレイレイは即座に己の武器『戦神棍:恋花』を装備。即座に奥義を発動させながら突撃し、足という足を全て叩き折りながら胴体へと連撃を叩きつけていった。その時間約30秒と短いが、叩きつけられた衝撃でムカデの勢いは落ち、俺たちまで距離5mの所で無念にも沈んでしまったのだ。
そしてだ。動かなければ蛇だろうがなんだろうがただの”物体”として認識できるもう一人が、そして同じく怯えていた人が動き出したのに自分が動けないのは癪だと対抗意識を燃やす彼女が動かないわけもない。
顔を俺に埋めたまま、リークは必殺の一撃を発動させた。
「全て飲み込め『ブラッドホールスロート』!!」
地面に沈むように出来上がる巨大な蟻地獄。沈められたムカデはそのまま飲み込まれてく。勿論逃げようと必死にもがくが現れる巨大な顎と触手に押さえ込まれて、そのままなす術なく飲み込まれていく。
そして蟻地獄が閉じていくと、ムカデの姿はどこにもなくなっていた。
――――ニルスフィア大森林東部エリアボス『銀翼百足』を撃破しました
二人が参戦してわずか一分足らずでボスモンスターは消滅したのであった。
お荷物といったな。あれは嘘だ。忘れガチかもしれませんがこの二人トップですから
感想お待ちしてます。
2019年7月29日、私の活動報告に『募集企画「プラネットクロニクルキャラ案」』というのがあります。
『一回書いたけど別のキャラ思いついた!』『設定変更したい!』『僕私俺も名前で出たい!』などの皆さんの意見をキャラ案にしてください。
一度感想などに書いてくれた方もいるんですが、もう一度こちらの活動報告にいただけますか?
どういう登場の仕方になるかは未定ですが、必ず出させていただきます。
よろしくお願いします




