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FreeStar〜短編集〜  作者: 楽俊
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あの日から

## ギターを買う


 あの日、あのお店で声を枯らして叫んだ日から、なにかが少しずつ変わり始めた。私にもあんな声が出せたのかと、自分自身が一番びっくりしている。


 いつも通りの日常に戻っても、その高揚感と魔法は消えなかった。


 上司が優しくなったわけでも、急にお金持ちになったわけでも、ましてや美人になったわけでもない。


 でも、たしかに変わったのだ。世界が変わったのではなく、世界の見え方が変わった。


「小枝ちゃん、なにかいいことでもあった?」


「え? 何でですか?」


「鼻歌なんか歌ちゃって、彼氏でもできたんですか?」


 同僚の人が、いつもと違う様子が気になり話しかけてきた。


「そんなことないですよ! でも、いい出会いはありました。女の人ですけど」


 


 そう笑いながら答える。こんなふうに笑って、しゃべったのは久しぶりだ。


 あの日、あの瞬間から、私には色々な未来が生まれた。もとからこの世界に存在していたけれど、下を向いてばかりの私の目には映らなかった世界。


 ずっとやろうと思っていた、お菓子作りにチャレンジできたし。


((甘いのが好きで砂糖を多く入れすぎて焦がしたけど……))


 


 行ったことのないところに行きたくて、知らない道を歩いてみようと思えた。


((迷子になったけど・・・・・・))


ポンコツ具合は、あいかわらずだけど、ほんの少しだけワクワクすることができて私の胸は躍っていた。


 そして、今夜ついに。


「えっと……。ギターをください」


「どんなギターをお探しですか?」


「えっと、一人でも弾けるギターをください」


「あ、はい。弾き語りができる感じですね。お姉さん、初めて買うなら、これぐらいがいいと思うのですが、予算はいくらぐらいですか?」


 一人で弾くギターって、なんだろう!? 自分に自分にツッコみを入れてしまった。


 二人や三人で弾くギターがあったら見てみたい。3ピースバンドで、右手と左手と、一人は肩で支えながら和太鼓のようにギターを叩く人にしよう。


「お客さん? 聞いてます?」


 私が3人で弾くギターを想像してる間に、店員さんがなにか説明をしてくれていたみたいで申し訳ないことをしてしまった。


「いえ、ビギナー用のものがあればおねがいしゃす」


 そして、私はキャラクターの入ったピンクのミニギターと迷いながら、将来ライブに出たいという胸を伝えたら、お兄さんは無難に普通のアコースティックギター強くを薦めてくれた。

自分は書いてると派生して色んなシーンが浮かんだり、脇役だと思っていた人がいきなりはっちゃけたりして、物語がよく脱線してしまうことが多くあります。

ひとまずの目標は書き続けること。最後まで書いたら添削して、もう一度アップしなおしますので、しばらくはプロットのような状態でも投稿を続けますので、ご理解いただけたら幸いです。

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