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FreeStar〜短編集〜  作者: 楽俊
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カントリーロード~happy day~


 メンバーが揃ったので、私はステージに上がることになった。


「この曲だったら歌えるんじゃないか?」


「カントリーロード……」


「いいわね。今のこの子にピッタリ!」


「鈴、一緒に歌ってやれ」


「あらいいの?」


 私はわけもわからず、ステージ立った。

 段差はないが、上から照らすスポットライトが眩しくて目を細めた。


 ずっと、歌ってきたわけではない。音程もわからない。私は肩をすぼめて小さな声で歌った。

 鈴さんが、隣で一緒に歌ってくれてる。

 私は彼女の声に隠れるように、釣られて歌った。


 この曲を聞くと、ある女の子の物語を思い出す。

 私は小さい頃、この曲が流れるシーンが好きで、何度も見直した。

 この物語の主人公は、自分で物語を始めたのだ。

 私は始めようとすらしなかったのだ。だから、大好きだったこの歌も、こんなふうにしか歌えない。

 

 曲は一番だけ、歌ったら終わりを迎えた。


 ドラムの音が鳴りやまない。どうやら次の曲が始まるみたいだ。私は安心して席へ戻ろうとすると後ろから鈴さんに、両肩をがしっと掴まれた。


「あなたも歌うのよ!」


「私、この曲知らないです……」


「細かいことは気にしないの。身体で感じて、ノリでなんとかするの」


 肩をぐっと後ろに引き姿勢をなおされる。

 次に自分自身の顎を引くジェスチャーをして、私に顎を引くようにうながしてくる。



「胸はって、顎引いて、この世界を笑いとばせ!

胸はって、顎引いて、この世界を笑いとばせ

Hahaha~

Hahaha! 続いて」


 鈴さんは、細い体のどこにそんなパワーを隠し持ってたかと思うほど、声が響きわたる。

 私はハハハ、と続いた。

 まだまだと、言われ思いっきり声をだした。


 「Year! OK、ラララで続いて」


 発生練習のように、音の階段を昇っていく。

 まるで、黒人のシスターにお腹を押されて大声が出てしまったみたいだ。

 鈴さんが左手を上げて、流れるように拳を握る。

 音がピタリと止む。

 


「oh happy day,oh happy day」

「oh happy day……」


 聞いたことがある、名前は知らない、それでも唇からメロディーが零れるのは何故だろう?


Oh, happy day (Oh, happy day)


Oh, happy day (Oh, happy day)


When Jesus washed (When Jesus washed)

 


Oh, when He washed (When Jesus washed)


When Jesus washed (When Jesus washed)


He washed my sins away (Oh, happy day)



Oh, happy day (Oh, happy day)



Oh, happy day (Oh, happy day)


Oh, happy day (Oh, happy day)


When Jesus washed (When Jesus washed)


Oh, when He washed (When Jesus washed)


When Jesus washed (When Jesus washed)


He washed my sins away (Oh, happy day)


Oh, it's a happy day (Oh, happy day)


全部は理解できない、でも幸せな日ってことはわかる。

私にとって今日がそうだろう。

彼女が目配せをすると、ドラムの音が入ってきた。

さも、それが当たり前のように音が重なっていく。

さっきとは、曲の雰囲気が違う。

私はこの先の音を知らない。

彼女はそっと微笑み、歌いだす。


Dalada di da(Dalada di da)     

Dala di da (Dala di da)


Dalada di da(Dalada di da)


Dalada da(Dalada da)


 心が踊る、こんな私は初めてだ。

 もっと、もっと、音に包まれていたい。


 映画のワンシーンのような現実の中で私は今、生きている。

 このシーンを言葉で現す術を僕はまだ知らないので、飾らずここに置いておきます。

 あとは、想像でおぎなってみて下さい(笑)


 いつも、ご愛読ありがとうございます!

 明日からは時系列を少し遡って書いて行きます。

 完成したら、全体をもう一度書き直します!

 まずは、書ききります!

 

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