第一章 17話 【作戦と今後の行動】
今日はなかなか書きたい気持ちになりました。
誤字・意見・コメント御待ちしております!
戦闘が終わり、とりあえず【色欲】は縛っておいた。すると、町の冒険者達が「すげー!」「良くやったな嬢ちゃん!」「さすがっす!」など、褒め称えていた。
「あ…う…うん。縛ってるから…あいつは暴れることはないわ…。」
何かリエラにしてはぎこちない感じがする。リエラにとってこんなに寄ってこられるのは無かった事だからか、顔も赤くなり始めた。
「リエラ…」
親が子供の成長を見る気分だ!それぐらい気持ちがグッときていた。するとそこに…
「…カジツ…!」
「おわっ!?シ…シルフィ…?どした?」
「何故…あの女を殺さないの…?奴は七つの大罪…生かしておくと…また悪さを…する!」
「さっきリエラにも説明したが、大事なのは大罪の奴らに俺の存在が気付かれないようにする為なんだ。奴らの話だと、大罪のもう1人が俺を探しているらしい。しかしそいつはまだ俺の在処や、どういった男かすらも知らない。ならこれは好都合なんだ!」
「なるほど…。それは分かった。でも…生かしておく理由が無いのでは…?」
「理由ならある。まず、ここで奴が死んでしまうと他の大罪にそれが知られることになる。そうなると【暴食】の件もあったとこ。しかもこの女は、【暴食】を倒した奴を探しに行くと言って来たらしい。そんな女が急に連絡もなく、大罪の奴らとコミュニケーションが無くなれば誰でも俺を疑うだろう?」
「…。確かに…。」
「この女を殺さず生かしておくのもなかなか役に立つからな!まず1つ!情報が聞き出せる!」
「情報…?」
「あぁ。大罪の奴等がどんなやつで、どんな能力を持ち、何処にいるかが分かる!それによっては此方から攻めることも可能だからな!」
「…なるほど…カジツ…頭いいのね…さすが旦那様…ポッ…。」
「ポッじゃねぇーよ!?惚れる要素無いだろ!?」
「カジツ…女性の…気持ちが…分かってない…。」
「うっ…それより!この女はこれから利用する為に生かしておくから!それはシルフィにも伝えておかなければならない話だからな!」
俺が話題を変えようとした、その時…
「おいぃぃぃ!?カジツ!?」
いきなり声がかかってきた。
「なんだよ。カイル…。」
「あの子強いな!ますます惚れたぞ!!!」
「そりゃぁ…強いよ。お前なんかすぐやられるだろうな。」
「それは分からんぞ!魔法は化物レベルだが、剣捌きは負けん!あの子は物理がおそらく苦手…あるいは苦手じゃなくても、得意ではないだろう!俺様にも勝つ可能性はある!」
…【神形態】のリエラは物理的攻撃も得意なんだよなぁ…
【神形態】とは。
【神形態】
人間界に降り立った時に強制的に力を下げられてしまう。その下げられてしまった力を引き出すことができる。しかし、その形態は長く維持出来るものではない。半日…あるいは1日しか持たない。
神の形態になるため、状態異常にならないうえに全ての力を引き出した後は疲労感がかなりくる。それは魔法により一時的にこの人間界には無い力を使うからだ。
恐ろしい子だ…
「ちょっと…果実!何処にいたの…急にいなくならないで…」
「す、すまんな!カイルと話してたもんでな。」
「囲まれるのは…まだ馴れないわ…」
「…そっか。ならもう無理に話したりしなくてもいいぞ。無理してほしくはないからな。」
「う…うん…分かった。ありがと…!」
「そうだ。今からユメリに聞きたいことあるから、聞き出すがリエラは付いてくるか?」
「そうね。あのゴミが何するか分からないし、危険だから行くわ!」
「お、おう…」
急にやる気が入ったぞ…。
「おい。ユメリ。起きろ。」
「ん…?誰…?」
「俺だ俺!見覚えあるだろ。」
「あなたね…うちがこうして、捕まったということは…負けたのね。。。」
「あぁ。負けた。」
「あの女なかなか強かったわ。あいつには届かないだろうけど…。」
「あいつってのは誰なんだ?」
「…」
「【傲慢】よ。」
「………【傲慢】そいつは強いのか?」
「強いわよ。能力は【死神】様の一部を得ていると言われている。あいつは能力を使わないから、その一部を見たことないけれど…。」
「能力を使わない?そりゃ何でだ?」
「使う必要がないからよ。…強すぎて。」
「【死神】ってのはどんなやつなんだ?幹部のお前なら見たことはあるだろ?」
「【死神】様とは会ったことないわ。それこそ会ったことのある大罪は【傲慢】だけよ。」
「その【傲慢】の野郎はずいぶんと信頼されてるんだな!」
「だって…【傲慢】は唯一【死神】様に傷を付けた…怪物なのよ。」
「怪物ねぇ…しかし傷を付けただけで怪物呼ばわりとは…大袈裟すぎるんでは?」
「うちも最初はそう思ったわ。でも分かったのよ。【傲慢】が傷を付けた時、【死神】様の力は貰っていなかったのだから。つまり彼は実力で傷を付けた。だから怪物なのよ。もちらん【傲慢】以外のメンバーは無理だったわ…うちを含めて。」
「…お前ら幹部をまとめてるのは、その【傲慢】なのか?」
「ええ。そうよ。」
「大幹部様なこったぁ…。しかし能力が分からないかぁ…これはしゃあねぇな。お前以外奴は知らないのか?【傲慢】の能力!」
「んー。知ってそうなのは…【嫉妬】か【強欲】のどちらかね。うち的には…【強欲】が知ってそうな気がするわ。」
「その根拠は?」
「【強欲】は…小さい頃から【傲慢】と過ごしてきたからね。No.2を聞かれたら【強欲】でしょうね。」
「なるほど…厄介だな。」
「…」
「しかし、お前そんなに喋っていいのか?裏切ることになるんだぞ?」
「いいのよ。あんたらに負けた時点でうちはおそらく殺されるからね。」
「…失敗したからか?」
「違うよ。【憤怒】が許さないでしょうから。他の大罪はどうかは知らないけど…【憤怒】ほど敗北を嫌う者はいないわ。」
「なるほど…最後に聞くが、大罪の奴らは本当に何も企んでないんだな?」
「ええ。そうよ。【憤怒】以外は何も企んだりしてないとは思うわ。」
「そうなると厄介なのは【憤怒】か…さて。どうすれば…」
すると横から…
「そんなの返り討ちにしたらいいじゃない!どうせいつかそいつも、この町には訪れるわけだし!」
「それもそうだな。リエラの言うとおり…とりあえず来たら討つ!でいくか!」
「で?このゴミはどうするの?まだ生かすの?」
リエラ…さん…おしとやかに…
「あぁ。ここでやると気付かれるからな。まぁ…気付かれないようにする方法はあるんだがな。。。」
「あるの!?それは何なのよ!?」
「でも…リエラやシルフィが許さないと思うから…」
「気付かれないようにする殺し方があるんでしょ!?それなら聞くわ!?」
あれ?何か会話が…なんか噛み合ってない…?
「…ユメリを仲間にするんだ…。」
そこに偶然シルフィも入ってきて…
「は!?」
「は…えっ!?」
二人は腰を抜かすほど驚いている。
結局仲間になるんかーいです。
ユメリはどんなキャラなのかな?私生活が気になるところ♪(*´ω`*)




